今日の心がけ~職員のスピーチ~

光陰矢の如し

2023.10.05

 年末が近づくにつれて、<もう一年が経つのか…>と、時の流れの早さに驚いている人も多いでしょう。

 時間が過ぎるのが早く感じる理由として、最も有名なものに、フランスの哲学者ポール・ジャネが発案した「ジャネーの法則」があります。
 生涯のある時期における時間の心理的な長さは、年齢に反比例する(年齢を重ねると体感時間が短く感じる)というものです。

この要因の一つとして、「生活に新鮮味がなくなる」ということが挙げられます。
 子どもの頃は、毎日新しい経験や発見をします。
しかし、大人になると毎日同じような日常の繰り返しに慣れてしまうことで、時間の流れを早く感じるようになるのでしょう。

 マンネリから抜け出すには、通勤経路を変える、いつもより早く起きる、普段より明るい声で挨拶をするなど、新しいことに目を向けてみると良いかもしれません。新鮮味を感じる充実した毎日を過ごせるよう努めたいものです。

今日の心がけ◆生活にメリハリをつけましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)


 9月も終わりが近づき、年末のことも意識し始めました。
確かに、年齢を重ねるごとに1週間、1か月、1年が早く感じる気がします。

ここに出てきたように、新しいことが減り、大きな変化のない日常になるためかもしれません。
 経験が増え、できることが多くなる一方、マンネリ化してしまう、ずっと続けてきた仕事は変えることが難しくなるというような部分もあります。

変わらない仕事でも、慣れてしまい、疎かにしてしまわないよう、今日はこの仕事をする、この日までにはこの書類を仕上げる、注意しなければいけない点を再確認する、ひとつひとつの仕事を初めての頃のようにきちんと取り組む意識も持ちたいと思いました。
 
また、教務では分担できる仕事は、年によって担当を変えています。
教務のどの仕事でも、ある程度わかっているようにはしていますが、実際に担当とならないと見えてこないこともありますし、新たな担当になると気づけることもたくさんありますので、変化をつけるのによいことだと感じます。
 
部署も同様で、一つの場所に留まると変わらないままで、他の部署はわからないこともたくさんあるとおもいます。
 いろいろと変化を持たせ、新しいことに目を向けられるような環境で仕事ができるとよいと思いました。

教務係 相馬

そのとおりですね。
変化に積極的に取り組む姿勢がないと生きていくことが難しい時代となりました。
生きていくためには、新鮮な空気や新鮮な水、新鮮な食べ物などが必要である以上に、人には新鮮な経験が重要なものとなります。

人類がこれまで繁栄してきたのも「好奇心」をフルに働かせて、未知の領域に進んだからだと言われています。
「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである」は、ダーウィンの有名な言葉ですね。
しかし、「水は低きに流れ、人は易きに流れる」(原典は「孟子」)と言われるように、ともすれば現状に甘んじるのが人と言えます。

職場も同じで、特に教育現場は1年の繰り返しであるが故にあまり変化を求めない傾向があります。
同じことをしていても対象となる学生が変化していますから、自らの変化を求める必要性を感じなくなるのです。
時代が急速に変化している状況下で教育現場が相対的に遅れる原因はこのような変化のスピード感にあります。

大人の変化は1年や5年かもしれませんが、子どもの変化は日、時間、分単位です。
保育者を目指す学生は、このように成長する子どもの変化に常に意識を持ち、保育や教育にあたってもらいたいですね。
そのためにも日ごろから周囲の物事に興味と関心を持ち、感動する心、感謝する心を持ち続けて欲しいものです。

藤田

 

 

 

 

 

OPEN CAMPUS

オープンキャンパスの日程を見る

提携アパートのご案内

受験生向けのお知らせ

一覧で表示

在学生向けのお知らせ

一覧で表示

閉じる
閉じる
閉じる