今日の心がけ~職員のスピーチ~

お客様への提案

2023.09.12

 Eさんは、昔から愛用している掃除機の吸い込みが鈍くなってきたため、販売店へ向かいました。

 故障内容と修理について相談すると、店員は熱心に聞いてくれます。
想像以上に費用がかかることがわかりましたが、<お願いしようかな>と思い始めました。

 Eさんの戸惑いを機敏に察知した店員から提案がありました。
「昨年のモデルの掃除機はいかがでしょうか。新商品が出たため型落ちしたものですが、機能的には申し分ありません」と、商品について詳細な説明を受けたのです。

 修理費用よりも高くはなるものの、新商品よりは安く購入することが出来ます。
<耐用年数を考えると、修理するよりも得だな>と思ったEさんは、提案された掃除機の購入を決め、満足して店を後にしたのでした。

 相手が何を望み、何を求めているのかを考え、ベストなタイミングで新しいプランを提案することは、どのような職種においても大切です。
お客様が求めるものは何か、寄り添う姿勢を心掛けたいものです。

今日の心がけ◆お客様の要望に寄り添いましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より

電気製品なども長く愛用すると使い勝手が良かったりして修理をしたいと思うようになります。
そのような時に、修理の方が高くなるため、やむを得ず新しいものを購入することがあります。
使い勝手が良かったものは、購入する場合でも同じメーカーの製品を購入するようにしています。

それでもいつも感じることですが、機種の性能や使用法が時代に応じて変化していると別世界に来たように感じることがあり驚かされます。
この店員さんのように熱心に聞いてくれて、こちらの気持ちを機敏に察知して提案があると、「お勧めの品」を買ってしまうかもしれません。

実習に行っている学生も普段の大学での生活をは違い実習生として、先生からの話しを聞き入れているでしょうか?
巡視の先生や実習担当のサポートに感謝しているでしょうか?
相手の気持ちを察知できることや少しの変化に対する気づきが保育教育には必要と思います。

実習明けに先生方にお礼を言いに来る学生が一人でも多いといいなと思いました。

事務局係長 田中 淳一

そうですね。
コミュニケーションの取り方の上手な人は「相手の話に耳を傾ける」人ですからね。
そして、相手に共感できるとお互いの関係はスムーズに進んでいきますよね。

若い頃に「なぜ耳が2つで、口が一つか?」の話を聞きました。
漢字で「なぜ“聴”の文字の意味が大切なのか」の話も授業で聴きました。
“Communicate”は「共有する」からきているとも教わりました。

近年では“Assertive communication”(アサーティブコミュニケーション)の重要性も言われています。
また、コミュニケーションの取り方もいろいろな方法が開発されています。
いずれも相手を考えながら自分の主張をしていくことが重要となっています。

こんなことを考えていると子どもの頃に熱中していた魚釣りに似ているのなと思い浮かびました。
釣りたい魚に合わせて針や糸、そして餌などを工夫していたことです。
狙った魚が食いつきたいと思わせる状況を作り上げることです。

営業活動でも募集活動にも同じことが言えるでしょうね。
相手が欲していることをその都度、相手に合わせた形で提供していくことが重要です。
自分中心に物事を考えるのではなく、自分と相手の両方から物事を考えることが大切です。

「彼を知り己を知れば百戦危うからず(孫子)」ですね。
現代はどうしても自分を中心に物事を考える傾向にあります。
学生には自からの力量と子どもや保護者の要求を見定めた保育をして欲しいですね。

藤田

 

 

 

 

 

 

 

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