今日の心がけ~職員のスピーチ~

給与以外の報酬

2023.09.11

サラリーマンのTさんは、中堅クラスの管理職です。
新入社員の研修担当として、自社の魅力について話をする機会がありました。
「この職場で得られたことは何だろう」と考えをめぐらせた時、真っ先に思い浮かんだのは、給与を得て生活ができるようになったことでした。

次に、様々な仕事を通して仕事の能力が向上したこと、また、仕事の成果が認められて、新たな仕事が与えられたことも思い出されました。
さらに、お客様に感謝された時、チームで困難な事業を成功させた時など、仕事を通して多くの喜びが得られたものも大きな報酬だったと感じました。

研修の担当になったことで、給与以外にも、多くのものを得たことに気づいたTさん。
改めて仕事があることのありがたさを噛み締めたといいます。
給与以外にも多様な報酬があることに気づいた時、それまでの働き方に厚みが増し、今以上の幸福感と豊かさを感じることができるでしょう。

仕事を通して、人として成長できるような働き方をしたいものです。

今日の心がけ◆働きの意義を見直してみましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

以前の勤務先で、クルマ好きの教員の方が、仕事を頑張ったので、自分へのご褒美として、ベンツのオープンカーを、奥さんにはアルファロメオを購入していたことを思い出しました。
その時は、仕事をして給料やボーナスをいただくという仕組みしか考えていませんでしたので、そういう発想があるものなのだと気づかされました。

何校か職場を渡り歩いてきた私に、どの学校が一番良かったのか、よく聞かれます。
過去を振り返ってみて、その答えは、今の職場です。
仕事をしていて、気持ちの良い人間関係が築けているからです。

客商売であれ、公務であれ、仕事の種類は様々ですが、人との関りは共通かと思います。
学生が就職先を選ぶ条件として、お金よりも人間関係と言う、そんな希望が分からなくもないです。
生活環境が豊かになってきていることも事実ですが、人生はお金だけが全てではありません。

自分自身の心を豊かにし、仕事に限らず経験を通して成長できることは、生きることに奥行きを持たせることができます。
これまでの、そしてこれからの出会いに感謝します。

教務係・中村 周

そうですね。
「失って初めてそのものの大切さを知ることが多い」のはすべての人に言えることです。
失うその前にいくつかでもこのことに気づいた人は幸せです。

たとえば、時間、健康、友人(異性も)、親などいくつもありますね。
ほとんどの部分を占めるのは人間とのつながりで、全てはこの人と繋がっています。
友人(異性も)や親などのように、あってアタリマエのものを失うことのショックは計り知れません。

仕事もその大きなもののひとつだと思います。
自分が生きていられるのも、そこに仕事(職場)があったために得られた多くのモノのおかげだからです。
そこでこの文章にもあるように「この職場で得られたことは何だろう」と考えることも大切なことです。
反対に「この職場に貢献できているものは何だろう」と考えることも重要ですね。

このことは定年などを迎えた人(特に男性)がヒシヒシと感じることだと言われています。
経営資源として「ヒト・モノ・カネ・情報」と言われますが、これは個人においても同じことが言えます。
退職して組織から離れるとこの4大資源をそっくり失うことになるのです。

そのようなことにならないためには仕事を通して得られた人脈などを大切にしておくことが大切ですね。
その人脈から新たなコミュニティへの参加も可能となりますからね。
いずれにしてもそこには「信頼」の二文字が横たわっています。

仕事に真摯に向き合い、人から信頼されていることが重要です。
そのためには組織や人やモノに対して感謝の気持ちで接することも大切です。
本学の学生は将来、人を育てながら自分も成長していくという素晴らしい職業に就きます。

その折には目先ばかりではなく、遠くを展望しながら、今を大切にして欲しいですね。
「失ってから」ではなく「失う前に」、時間や人、物に感謝し、大切にしていて欲しいですね。
まずは、サポートする教職員から手本になり実践していきましょう。

藤田

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