今日の心がけ~職員のスピーチ~

ゴミ箱の汚れ

2023.09.11

Nさんの職場では、清掃業者が毎日決められた時間に、ゴミを回収することになっています。
ある日、いつものようにゴミを回収場所に持って行ったところ、少し離れた流し場で、ゴミ箱を水洗いしている同僚を見かけました。

「どうしたの?」と話しかけると、「出張中のUさんのゴミ箱が汚れていたので、水洗いしています」と同僚は爽やかに答えました。

〈ゴミを入れておく箱なのだから、多少汚れているのは当然しゃないか〉と、これまで気にしたこともなかったNさんは、同僚の姿に胸を打たれました。
改めて職場内のゴミ箱を見渡してみると、埃などで汚れたものが多数あったのです。

毎日、ゴミ箱は人間の出したゴミを黙って受け入れてくれます。
そのお陰で、快適な職場環境を保てていることに気がついたNさんは、急にゴミ箱に愛着が湧いてきたのです。

まずは、同僚を見習い、自分のゴミ箱を綺麗に磨いたNさんでした。

今日の心がけ◆身の回りの物を清潔にしましよう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

愛着のあるものは、毎日確認しているため、汚れがあればすぐに気がつき掃除をすると思います。
しかし、毎日当たり前にあるものは、何も気にせずに使っているなと改めて感じました。
ゴミ箱もその1つだと思いました。

この同僚のように、本人が居ないのに、ゴミ箱を洗ってあげられる方は、損得を考えずに行動をする人だと思います。
見返りを求めない人は、今の暮らしや自分が置かれている境遇に関して不満はなく、物理的にも精神的にも十分に満足している人だそうです。

そうは言っても、人間はさまざまな欲はたくさんあると思います。
しかし見返りを求めない人になって、平穏な気持ちで毎日が過ごせるように、まずは身の回りの整理整頓から始めていこうと思いました。

学生係 田口

そうですね。
本学でも茶碗を洗う当番を決めて茶器をキレイにしてくれています。
毎日、それをアタリマエのように笑顔でやっている姿は見ていても美しいものです。

この世に存在するモノはいずれは・・・・ものとなります。
箱の中ではキレイで清潔と重宝されたティッシュペーパーも使用後にはゴミと言われます。
そのような使用されたものをゴミ箱がこれを受け入れてくれます。

人をはじめ動物も食べることなく生きていくことはできません。
食べ物も残せば残飯と言われゴミとなります。
動物も人も食と排泄なしで生きていくことはできません。

トイレを「ご不浄」と祖母の世代は使っていました。
「不浄」とは汚れているといった意味です。
今は「化粧室」や「パウダールーム」と言われて美しい清潔な場所となっています。

レストランなどに行った折に、まず最初にトイレに行く友人がいます。
なぜか?最終処理の場であるトイレが清潔であるかどうかが店の決め手になるのだそうです。
自分のモノでも敬遠する不浄物を最後まで面倒を見ることができる人が作る料理は安心できると言います。

その不浄な場所も常に掃除をしているからこそ、キレイで清潔で快適な場所にもなっているのです。
本学ではシルバーさんがいつも気をつけて美しくしてくださっています。
例え誰かが汚してその場を立ち去っていたとしても、嫌な顔一つ見せずに掃除をしてくれます。

保育士を目指す本学の学生は常にこのことにいずれ直面しなければなりません。
このことが当たり前にできるためにも、掃除をしてくれる人に感謝を気持ちを持つことが大切です。
どこであろうと、なんであろうと美しく保つよう心掛ける習慣を身につけておきたいですね。

藤田

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