今日の心がけ~職員のスピーチ~
忘れられない言葉
2023.08.28
F氏には、30数年経った今も大事にしている言葉があります。
それは、あるセミナーの講師から教えられた言葉で、「志は高く、頭は低く、実践は足元から」というものです。
「人間は、どのような生き方をするかが大事である。人生には確かな生きる指針が必要である」という、
講師の強い言葉が今も耳に残っています。
「志」とは、心の指す方向であり、理想や目標のことです。
「頭を低く」とは、心の姿勢であり、何事も謙虚な心を持って臨むことが大切だという意味です。
わからないことは「どうか教えてください」とへりくだって他人に聞く姿勢です。
F氏は、自分のことよりも他人のことを先にする、自利より利他を図る生き方を目標にしています。
この言葉に出合ったF氏は、明るい挨拶と返事、後始末という身近なことにも率先して取り組んできました。
これからも、この言葉を人生の指針として生きていこうと決意しています。
今日の心がけ ◆指針とする言葉を実行しましょう(「職場の教養」一般社団法人 倫理研究所より)
以前放映されていた缶コーヒーのCMで「世界は誰かの仕事で出来ている」というキャッチコピーがありました。
様々なシチュエーションで働く人たちが、巡り巡ってつながり合い、それぞれの仕事が、誰かの役に立ったり、励ましや喜びに結び付いているという内容のシリーズCMでした。
自分の担っている仕事がほんの些細なものであるように感じてしまう時にも、きっと誰かの役に立つはずだと思い直すことができ、折に触れて思い起こす好きな言葉の一つになっています。
社会の中で生きている人間という存在は、一人では生きられません。
一人ひとりの仕事の積み重ねによって、今の生活を享受できていることに感謝を忘れないようにしたいと思います。
また、これからも、自分の仕事に責任を持ち、喜びを感じながら日々取り組んでいきたいと思います。
図書館担当 大木
そうですね。
生きていくためには「人と人との関係」を抜きにしては考えられません。
私はアリストテレスの次の言葉が好きです。
「友人がいなければ、誰も生きることを選ばないだろう。」
「行動が習慣になる。節度のある行動をしていれば、節度のある人となり、勇気ある行動をしていれば勇敢な人となる。」
人が周りにいなければ生きていけませんが、周囲に信頼できる人がいれば生きていく力も数倍に高まりますね。
どのように生きていくかは、どのように行動するかで決まります。
考えるだけでなく、行動も一時的なものでなく、継続的な習慣化されたものとなると生き方もそのようになりますね。
どんな良い考えやアイディアでも行動に移すことがないなら、何も考えなかったことと同じですからね。
思考に注意しなさい、それは言葉になるから。
言葉に注意しなさい、それは行動になるから。
行動に注意しなさい、それは習慣になるから。
習慣に注意しなさい、それは性質になるから。
性質に注意しなさい、それは運命になるから。
(マザーテレサの言葉)
「明るい挨拶と返事、後始末という身近なことにも率先して」の言葉を人生の指針としてF氏は生きていくとあります。
まさに、このことがAI時代だからこそ、いっそう求められると思います。
まず、挨拶ができない(しない)人や明るい前向きな返事がない人、感謝の言葉がない人とは一緒にいても成長は望めません。
本学の学生は明るい笑顔と挨拶と返事を基本に「信頼される保育者」になって欲しいですね。
そのためにも教職員が「さりげない心遣い」や明るい挨拶、ポジティブな会話で手本を示したいですね。
「限られた同じ時間を過ごすなら・・・」と考えて、日々を過ごしていきたいものです。
藤田
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