今日の心がけ~職員のスピーチ~

心の整理

2023.07.05

Aさんは現在の会社に勤めて約十年になる中堅社員です。
バリバリと仕事をこなし、上司からの急な依頼にも即座に対応し、部下からも慕われる存在です。

そのようなAさんですが、電話のかけ間違いというミスをしてしまいました。
自分の携帯電話から、B社と進めているプロジェクトの細部確認の連絡をしたところ、同姓の同業他社の営業マンに連絡をしてしまったのです。

何とかその場を取り繕い、大事にはいたらずに済みましたが、危うく、今まで積み上げてきた両社との信頼を失うところでした。
それだけでなく、自社の業界での立場も揺らぎかねない事態でした。
Aさんはひどく落ち込みましたが、すぐに携帯電話に登録している取引先の分類と整理を行なうことにしました。

追われている仕事をこなしてはいても、一つひとつの仕事の締め括りができていないことを反省したのです。
整理整頓は、業務を遂行する上で大切なことです。
特に、目に見えない、机の引き出しの中や自身の心の中も整理し、後始末名人を目指したいものです。

◆今日の心がけ◆見えない部分も整理整頓をしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

 

私はこのお話のように、失敗をしてしまった後すぐに気持ちを切り換えることが苦手です。
落ち込んだり、自己嫌悪になったり、悪い方にしか考えられなかったりして、気持ちを違う方向に向けることができません。

ですが、よく思い出してみると、何かで落ち込んだり、傷付いて悩んで他に気持ちを向けられない時には、なぜだか部屋中の片付けや、掃除をしたくなります。
これは、何かに没頭して、その時は嫌なことを忘れられるからなのかもしれませんが、没頭するのであれば、読書でも、買い物でもなんでも良いと思います。

ですが、必ず片付けや掃除がしたくなるのは、このお話のように、片付けるという行動で、気持ちや状況に区切りを付けたいからなのかもしれません。
片付けてスッキリして、次のことに気持ちが向けられ、片付けの中で、別の業務や忘れてた書類を見つけることもでき、気持ちの整理までは出来なくても、少し切り換えることができると思います。
このようなことから、日頃から、部屋は勿論ですが、身近な机や引き出しの整理をするように心掛けたいと思います。
物の片付けと同時に、嫌なことや、ネガティブな気持ちをいつまでも引きずって、更に失敗を繰り返したり、周りに嫌な空気を振り撒く自分自身も片付けて、リセットできるようにしたいと思います。

庶務係 大澤

そうですね。
ここにあるほど大きなものではなくとも、このような失敗や間違いは誰もが一度は経験することだと思います。
日頃なら失敗することのないこのAさんの間違いは時間的に追われていたのかもしれません。

時間的に追われたなかでの対処・対応となると、日頃は当たり前にできることもできなくなります。
これを防ぐには時間的余裕を持つことと先を見通して整理をしておくことが大切です。
特に変化が激しく、時が速く進んでいる現代ではこの見通した整理が生命線とも言えますからね。

以前は紙とキャビネットでのファイリングが主流でしたが、現代はPC上でデータベース化され、管理や検索も容易となっています。
このように管理や検索が容易になった分、プライオリティを考えた分類や管理への配慮が必要です。
すべてを管理するのは効率的ではありませんので、重要でないものは保管や保存は不要とする勇気が重要です。

このファイリングの手法は日常業務の遂行にも役立ちますので、一度書籍に目を通しておくと良いでしょう。
先を見通した整理整頓ができると業務もスムーズに進行するはずです。
仮に突発的なことが起こったとしてもそれほど慌てることなく処理もできるでしょうね。

保育者を目指す本学の学生も物も心も整理整頓ができるようになって欲しいですね。
この整理整頓を通して子どもにとってより良い保育ができるようになって欲しいですね。

藤田

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