今日の心がけ~職員のスピーチ~
尊敬する人は?
2023.07.05
「尊敬している人は誰ですか?」と問われたら、誰を挙げますか。
世界34ヶ国の小中学生を対象にした「親を尊敬していますか?」という、あるアンケート結果があります。
それによると、日本以外の33カ国では、「はい」と答えた子供たちの平均は約95%で、日本は25%でした。
日本の子どもたちからは、坂本竜馬や野口英世などの偉人、錦織圭などのスポーツ選手が上位に挙がりました。
著名人や偉人など、目標とする憧れの人物がいることで自己の向上心が芽生えるでしょう。
尊敬の対象は、成長するにつれて変化していきます。
家族、友人、恩師、上司など身の回りの人たちが尊敬の対象となれば、その人たちの良い面を吸収しようと努力するようになるでしょう。
それは、自分の向上にとっても大きなプラスとなるはずです。
そして、わが命を授けてくれた親を尊敬しているかどうか、子供を持つ身であるならば、子供から尊敬される存在なのかどうかも省みたいものです。
今日の心がけ◆相手の良い面を大いに吸収しましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
「尊敬」の意味を改めて調べてみると、「人格や行いの素晴らしさに感じ入り、頭を下げるような、仰ぎみるような、見習いたくなるような気持ちになること」とありました。
今まで私の尊敬する人はずっと母でした。
今でもそれは変わりませんが、今日言葉の意味を確認したときに、母とは別の人が頭に浮かびました。
人格者であり、自然と敬う気持ちが芽生える人です。
その人のためなら頑張ろうと思え、この先もずっと一緒に仕事をして多くのことを学びたいと思わせてくれました。
親以外に、そのように感じる人に出会えたことに、感謝の気持ちが湧いてきます。
これから先、様々な困難にぶつかることがあると思いますが、指針となる尊敬する人たちのことを思い出しながら、乗り越え成長していきたいと思います。
入試広報係 西山
そうですね。
最近ではタブーとなっていますが、以前は面接試験でも「尊敬する人は誰ですか?」と聞かれたものです。
ここにある「親を尊敬していますか?」が25%というのはどのようなことを意味するのでしょうか?
この尊敬の念が希薄になれば目標とする生き方もはっきりとしなくなるのではないと思います。
尊敬する人は自身の年齢や経験、置かれた状況によって異なってくるでしょう。
いずれにせよ、自分の生き方の指針となる人々ですから尊敬する人を持つことは重要ですね。
尊敬する人は先にも述べたように一人とは限りません。
何人も時代や国、分野も異なる多くの人を尊敬対象にするでしょう。
しかし、そこには一本のゆるぎない筋が通っているはずです。
人が生きていくためにはこの指標に基づいていくことが大切だと思います。
身近な人から始まり、直接的出会い、間接的出会いの中でその尊敬する人物を師と仰ぐことができれば幸せです。
この出会いに感謝し、生き方に感銘を受け、自身の生き方を追い求めていくことができれば素晴らしい人生となるでしょうね。
藤田