今日の心がけ~職員のスピーチ~

誰かのために

2023.06.27

A氏は、介護ヘルパーのBさんから、「人からこんなに『ありがとう』と言われ、喜んでもらえる仕事はないですよ」と告げられました。
 A氏はBさんの話を聞き、地域の人たちに貢献でき、親の介護にも役立てようとホームヘルパー二級の資格を取得しました。

 その後、福祉施設に採用が決まり、自分の仕事の休暇を利用してデイサービスの仕事に取り組みました。
A氏の本業は住宅設備事業であったため、その経験が役に立ち、介助の他に施設内の補修なども行ったのです。

 これまでA氏は本業に対して、感謝の言葉を直接言われることがほとんどありませんでした。
福祉施設のスタッフや利用者から、「ありがとうございます」と言われる機会が増え、本業のやりがいを見いだしたのです。

 また、介護の仕事を通して、利用者の立場を知ることができました。
そして、高齢となった自身の両親の行動も理解できるようになりました。
 介護の仕事は、A氏と親との関係を良い方向へ導くものとなったのです。

今日の心がけ◆必要な手助けをしていきましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)


 私たちの仕事は、学生や先生方など人との関わりが多いため、「ありがとう」と言ってもらえることも多いです。
感謝の言葉をもらうと単純にうれしくなりますし、やりがいを感じる瞬間でもあります。
決められた業務ではあるけれど、その中でも
わかりやすい資料になるように考えたり、話し方を工夫したりというような、相手のためを考えて行動することは、より相手が喜んでくれますし、こちらも良い仕事をしたと思うことができます。

 同僚や上司などとのやりとりでも同様だと思いますし、お互いが相手のためというように意識して仕事ができるとできると、よりよい職場になると感じます。

 昨日の40周年記念事業という大きな行事でも、役割分担はされていましたが、担当以外でも気づいて行動してくれる人、大変そうなところがあれば手伝ってくれる人、助け合ったおかげで実施できたように思いました。
 これからも自分の仕事においては、関わる相手のためも考えて業務に取り組めるようにしたいと思いました。

教務係 相馬

そのとおりですね。
「ありがとう」と言ってもらえる職業に就いているいることは幸せなことです。
世の中で相手から「ありがとう」が返ってくる職業はそう多くはありませんからね。

近頃は特に「金を払っているのだから・・・アタリマエ」と感謝の気持ちを持たなくなってきた人が増えたような気もします。
全ての行為がサービスとなって、ホスピタリティの精神が消えて始めているのかもしれません。
対価がなければ行動しないという人間が増えてくると将来の社会としては考えさせられますね。

街中でも「ご機嫌いかがですか?」などの挨拶言葉も近年少なくなってきた感じがしませんか。
忙しさの中で挨拶などの短い会話の意味や意義を感じられない人が増えたのかと残念に思います。
「されることがアタリマエ」と考える受け身的て消極的な生き方が一般的となってきたからなのでしょうか。

保育士を目指す学生が学ぶ本学では「ありがとう」「おはよう」「また明日」などの声で溢れています。
この言葉と声は、自分と相手を共に、明るくさせ、気持ちよくさせ、元気づける魔法の言葉です。
いつまでも「ありがとう」や「また明日ね」などのの言葉が明るく飛び交うキャンパスでありたいですね。

藤田

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