今日の心がけ~職員のスピーチ~
少しの気の緩み
2023.06.20
大規模なイベントホールで働いているKさん。
毎年、夏の時季はイベントの繁忙期で、全国から1000名を越えるお客様が集います。
週替わりで開催されるイベントの準備では、スピードと慎重さが要求されますが、特に当日となると時間に追われ、判断を欠いてします場面もあるようです。
イベントの当日、スケジュールが目まぐるしく過ぎていく中、物を移動する際に、前方不注意で机を壁に衝突させてしましました。
壁は少し剥がれてしまいましたが、このくらい大丈夫だろうと報告を後回しにしたのです。
その後も大忙しで働くKさんの脳裏から、その事故のことはすっかり無くなっていました。
イベント終了後、異変に気付いた上司から壁の件を聞かれ、思い出したように弁明したのですが、叱責を受けたのは言うまでもありません。
仕事に優先順位はありますが、Kさんの場合は、これくらいならという安易な考えが失敗を更に酷くする原因であったでしょう。
その後、失敗を教訓に、普段の働きを見直し、慎重に取り組む姿勢を身に付けたのです。
今日の心がけ:気を引き締めて仕事と向き合いましょう
出展(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
この文章は特に、『忙しい時こそ気をつけろ!』という教訓です。
人は、気がついた時にしないと忘れるのです。
後回しにした時点で、心中に棘を抱えることになるのです。
微細な傷というのは、放っておくと膿んだり酷いことになるということは大概の人が実感していることでしょう。
さて、先週、学食前のターポリン上にハチの巣が見つかりました。
直径5センチほどで数匹ずつの成虫とサナギがおりました。
小さければ退治も容易ですが、見過ごした場合はとんでもないことになります
。知らずに下で騒いだりして刺される、あるいは数か所刺されてアナフィラキシー症状が出たりすることが起きえます。
微細な事柄に気づき未然に危険を防止することは、今後保育者になる学生にとっては、簡単に見えるところかもしれませんが、重要なことです。
同じく、我々大人と言われる人々も同じです。
心がけのとおり行っていかねばと思います。
以上
進路支援担当 奥貫
そうですね。
気のゆるみは誰にでもありますね。
特に仕事などでほぼ出来上がって、あと一歩で終了という状況の折、フウっと気を抜いた時などです。
この反対に「忙しさ」「慌ただしさ」にある時は、気持ちがそれに十分に乗せられないままにしくじります。
人は緊張状態を保持する時間はそう長くはありません。
ある程度、緊張が続くと急に空気が抜けたような状態になる瞬間があるのが普通です。
そんな時に重要なのが「報連相」です。
平時なら急ぐ必要はありませんが、事故や失敗が起きた時こそ「報連相」を緊急に行う必要があります。
これによって事故や失敗を大きくすることなく終わらせることもできるのです。
「叱られるかもしれない」「責任を負わされるかもしれない」と考える前に、できる限り「傷の小さいうちに」を考えることが重要です。
将来、信頼される保育者として保育にあたる本学の学生にはぜひこの「報連相」を実践して欲しいですね。
そのためにも見本となる教職員がこれを実践して、これまでのように学生から信頼されることが重要です。
藤田