今日の心がけ~職員のスピーチ~
プラスの「気」を放つ
2023.06.14
私たちの内面には、対局の「気」が宿っているようです。
例えば、陽気と陰気、やる気と嫌気、清気と惰気といった具合です。
これらは生まれつきの性質もあれば、自ら培ってきて自然と身についたものもあります。
場(環境)や、相手(対象)から受ける影響もあるでしょう。
職場において、明朗な人に接すると、気力が得られる場合があるでしょう。
落ち込んでいても、明るい気持ちになるものです。
さて、自分自身はどうでしょうか。
自分が放つプラスの気によって、社内が明るくなり、元気を失いかけた人を笑顔にしてしまうように意識しているでしょうか。
明るい職場で働くことができれば、仕事への意欲も高まるでしょう。
より良い職場環境を気付き上げていくには、朝礼という場が良い「気」を放つ稽古場となります。
一人ひとりが主体的に朝礼に臨むことが、気持ちを高めるきっかけになるでしょう。
今日の心がけ◇活力漲る朝礼を作り上げましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
声のトーンや表情は接する相手に心理的な影響を与えます。
例えば、笑顔ですが、これは相手に心を開いているというメッセージといえます。
安心感を与え場の雰囲気を和ませることができます。
そのような人と一緒にいると、つられて明るい気持ちになり、ついつい笑顔になってしまうという経験が誰にでもあるでしょう。
これは、相手の笑顔から得た刺激により、幸福感を感じる物質が脳内に放出されるからだそうです。
さらに周囲でも同じ現象が起こり、心地よい気分が連鎖していくというわけです。
笑うと幸福感に包まれリラックスして生活を送れると私自も身実感します。
そのような状態の時は心に余裕が生まれストレスを感じにくくなり、何事にも前向きな姿勢で取り組めるのです。
本文では、仕事のモチベーション維持に朝礼の有効活用が挙げられていました。
朝礼は職場によって様々なスタイルでおこなわれています。
営業職では前日の売り上げや得意先の訪問件数の報告を行う会社も多いでしょう。
工場では安全に業務あたれるよう注意を促す場でもあります。
行なう頻度や内容に多少の違いはあっても、就業開始時間に全員が顔をそろえて挨拶することで、気持ちが仕事モードに切り替わります。
ここにプラスαの要素、つまり、よい『気』が加わったっとき、朝礼がより効果的に日々の業務に作用するのだと思いました。
教務係 寺田
そうですね。
以前、朝礼は日本だけの形式的なモノかと思っていました。
アメリカの友人の会社(小規模)に連れられて行った朝礼、方法は違いましたが朝のミーティングがそれでした。
この意味では異なりますが、その日、その週の目標や予定についての個々人の情報共有は重要です。
特に日本のように集団で物事を取り組むことを得意としている組織ではなおさらです。
サッカーでもラグビーでもバレーボールでもバスケットボールでもチームスポーツはこのことが重要です。
かつての朝礼は「社是」や「経営方針」などを唱和して「社歌」を意味を感じることができなかったものが多かったと思います。
一方、最近は少なくなりましたが、明るい挨拶が気軽にできない日本人の組織にとっては重要だったのかもしれません。
そのために「元気」「陽気」「やる気」を共通に意識するためにも朝礼が大きな役割を持っていたのでしょう。
本学の朝のブリーフィングでは「情報交換」と「情報の共有」が中心となっています。
お互いが「交換と共有」をとおして連携し、業務を「効率的かつ質の高い」ものにしようとするためです。
西洋のシステムは狩猟を中心とした民族と東洋の農耕を主とした東アジアの仕事への取り組み方は異なるものです。
しかし、それらの良いところを採り入れた意味ある朝礼にして、学生が心地よく過ごせるキャンパスにしていきましょう。
藤田