今日の心がけ~職員のスピーチ~
焼野の雉夜の鶴
2023.06.08
雉とはキジの別名で、日本人にとっては、昔話などでなじみの深い鳥でしょう。
雉は、飛ぶ姿よりも地面を歩いている姿を見る方が多いとも言われます。
「焼野の雉夜の鶴」とは、火が付いた野原にわが巣あれば、雉は自分の命を投げ捨ててでもヒナを助け、鶴は夜の寒気に凍えるヒナを、翼を広げて守る習性から、子を思う親の情け深さを例えた表現です。
雉や鶴のみならず、多くの生きものにとって、子を産み育てて子孫を残すことは、本能的な行動でしょう。
なかには、人間と同じように、いたわりや慈しみのこころで子育てを楽しんでいる動物がいるかもしれません。
親子と子の問題が報道されます。
ごく一握りの家庭での出来事かもしれませんが、心が痛むニュースもあります。
人は皆、人を支え、また人から支えられて生きています。
「自己の感情おもむくまま」の行動は、いかなる人間関係にも百害あって一利なしでしょう。
動物や自然の営みに敬意を持ち、学び取る謙虚さを持ちたいものです。
今日の心がけ◆日本の文化を継承しましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より
まだ子育てが楽しく子供の頑張っている姿に感動をもらっています。
雉のように親の気持ちで子供には接しています。
ゴールデンウィークに保育園で遊具で遊んでいた3歳の男の子の首にロープが絡まり、意識不明の重体になった事故がありました。
先週、男の子は意識が回復してママと声を出すこともできているということです。
うちの子も庭や公園で遊んでいるといると不安定な場所や高いところなど危ない場所を好んでいます。
同じゴールデンウィークごろドンと落ちた音がした方を見ると遊具から落ちた子がいると思ったらうちの子でした。
胸をうち息ができないと苦しんでいました。
ロープの雲梯みたいなものでそれから見ていた時だけで3~4人は同じように落ちて苦しんだり泣いているお子さんがいました。
それは大人が注意してみていないと危険な遊具です。
まだ見ていないと、もしもの出来事が起こるかもしれません。
今はまだ子どもを見守り支えてあげようと改めて思いました。
事務局係長 田中 淳一
親子の愛情は計り知れないものです。
「親思う心にまさる親心」「子を持って知る親の恩」と言われますが、まさに子を思う親の心は無限ですね。
これは生き物すべてに共通することかもしれません。
日本ではこのようなことわざが次第に薄れてきたと思うような事件もありますから残念です。
考え方や生活様式の変化から、人が物事を短絡的に考えるようになったからでしょうか。
現在の延長線上に未来があるのですが・・・。
人も自然の一部であることを忘れさせてしまうほどの現代社会のスピードがそうさせるのでしょうか。
今少し自然とともに人が生きていくことの大切さに気付くことが重要でしょうね。
自然に恵まれた日本で、自然の中から生まれた文化を大切に継承することで気づくことができるでしょうね。
「子を思う心」は未来を希望ある状態にして次の世代に繋ぐこと同じことであると考えます。
そのためにも自然を破壊することなく、伝統文化を破壊することなく大切に引き継いでいくことが大切です。
本学の学生はその次代への強力なつなぎ役ともいえるでしょう。
藤田