今日の心がけ~職員のスピーチ~

やるべきことは一つずつ

2023.05.22

身の周りに起こる様々な事柄をどのように捉えるべきでしょうか。

Aさんは会社に提出する報告書の締め切りが、一週間後に迫っていました。
〈提出前に上司に確認してもらわないといけない。しかし、報告書はすんなり通らないかもしれないな〉と考えながら作成していました。

さらに、翌週に迫っていた会議の資料の準備や、交通費の精算、各種の申請書も提出するよう促されていました。
Aさんの目の前には書類が大量に溜まってしまい、腕を組みながら思案するしかありませんでした。

Aさんの手はいっこうに進まず悩んでばかりです。
しかし、いくら山のようにやるべきことがあっても、体は一つです。
後悔や先々のことだけに目を向けるのではなく、今やるべきことに全力投球するべきでしょう。

まずは順序立てて〈これを片づけたら、その次。その処理が済んだら、さらにその次〉と、順次に一つずつ、済ませていく以外には道はないでしょう。

仕事が重なっても、まずは一つずつ取り組みたいものです。

今日の心がけ◆一つずつしっかりと取り組みましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

今回のお話は、先日職場の教養で読んだ「マルチタスクとシングルタスク」の内容に沿っていて話の続きのようです。
また、この内容は、年度末から実習目前となった今の私にとって日々の課題の一つであると思います。

複数のやるべき事を同時進行で効率良くこなそうとしても時にはイレギュラーな対応が入ったりと、自分のペースだけで進めるのは難しいことがあります。
手際良く進めていても思考を何度も切り替えながら対応するため、知らず知らずに精神的な疲労がたまり、注意力に欠け、ミスや進み具合に影響が出ます。
時間配分をしながらも一日があっという間に終り、目標としていた仕事が中途半端のままとなり、何をしていたのだろうと反省する日ばかりです。

やるべき事を確実に終わらせるためには、優先度の高いものを見極めて、一点集中すること、つまり、シングルタスクを実行することが一つの仕事を達成する近道だと考えます。

そして、自分のやるべきことだけではなくイレギュラーな対応も想定内に捉え、周囲の状況にも配慮する心の余裕を持って仕事に臨みたいと強く思いました。

実習指導係 栗原
  
そうですね。
仕事でも人生でも計画どおり、予定どおりにははかどりませんね。
必ずと言ってよい程、予期しない、その場で対処しなければならない緊急対応が必要なことが起きてきます。

しかし、どのような高い山も一歩一歩からと言われるとおりで、仕事も一つずつ処理しなければなりませんね。
そこで重要なのが「プライオリティ(優先順位)」をどのようにつけて、処理していくかです。
「緊急度」「重要度」などから判断していかなければなりませんから、仕事がよく分かっていなければなりません。

仕事の内容を十分に理解していない人は、この「プライオリティ」をつけることが難しいので慌ててしまいます。
「慌てる」は「心が荒れる」ことですから、平静な状態をなくしてしまいます。
そのような時には「何が最も緊急なのか」を一度落ち着いて考えてみることです。

「To Do List」に緊急度や重要度、他への影響度などを含めて「☆や★」でマーク付けをしておくと良いかもしれません。
さらにその処理に要する時間を加えて、仕事を処理する順序などの計画を立てておくと良いかもしれません。
忘れてはならないことは、業務と業務の間にブレイクを入れておくことです。

このブレイクがあれば、突発的なことにもこの時間の中で対処することができますからね。
多くの人が慌てるのは、仕事(業務)を連続的にキチキチに入れて「アソビ」がないことから起こります。
仕事でも人生でも慌てることのないように適当な「アソビ」や「ゆとり」を入れていきましょうね。

藤田

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