今日の心がけ~職員のスピーチ~
嫌うものには悩まされる
2021.03.09
嫌うものには、悩まされるものです。例えば、苦手な食べ物が多いと、会食な
どの際に困ることがあります。
また、人間関係でも、好き嫌いの感情を抱いてしまうことがあります。
さらには、暑さ、寒さなどの天候気候を嫌がる人もいるでしょう。
嫌いなものを好きになることは、なかなか難しいものです。問題となるのは、
嫌う気持ち自体が本人を悩ます原因であり、その気持ちが不幸を招くことです。
悩みの解消へ勇気を出してみましょう。それには、嫌う心を一つひとつ取って
いくことです。嫌いな対象への見方や考え方を一度リセットして、美点や長所に
目を向ける努力をしてみましょう。
その際、掃除や整理整頓をすることが、嫌う心を取り払う助けになるかもしれ
ません。嫌う心が強い人は、頑固な汚れの清掃に取り組んでみましょう。
汚れを落として、その物本来の美しさを見いだすことは、心の持ちようにも通
じます。人や物にも、晴々とした気分で向き合えるはずです。
今日の心がけ◆嫌がる心をなくしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
だれでも苦手なもの、合わないものはあります。
人が集まれば、お互いに好き嫌いが生じるものです。
人の欠点はよく目についてしまうものです。
それに対し、良い所や長所は見逃してしまいがちです。
母の話ですが、現在新卒の新人と組んで仕事をしていて、
教えることがとても多く、自分でやってしまった方が早く
終わり、効率も良いけれど、あえて責任のある仕事や難しい
仕事を任せていると言っていました。
なぜかと聞くと、自分でやってしまえば、相手のことが何も分からないままに
なってしまう。任せてみて、相手の得意なことや良い所が分かる
から任せていると言っていました。
新人なので、困った時はフォローをするし、困っている時に
必ず助けているのできっと相手も自分のことを分かってくれると思うとも
言っていました。
できないからやらせないのではなく、やらせてみてよい所を見つけて、褒めて
伸ばすという考えでやっていると言っていました。
人は様々な側面を持っているものです。自分自身も含めて、欠点も長所も
あるのが人間です。
どうしても、毎回提出物を遅れて出す学生、未提出の学生はできないと
思ってしまいますが、相手の見方を変えて、人の長所を発見するように
していきたいと思いました。
実習指導係 林