今日の心がけ~職員のスピーチ~
寒いのはわかるけれど
2021.03.08
本日は立春です。
暦の上では、寒の時期が終わる「寒明け」ですが、寒さはこれからが
本番といっても過言ではありません。
「寒いのだけは苦手」という人もいるでしょう。私たちは、寒さに対して、
日頃どのような心を向けているでしょうか。
寒さの苦手なAさんには、無意識のうちに「寒い、寒い」と連呼する癖が
ありました。ある時、同僚に「寒いのはわかるけれど、君は、寒い寒いと
言い過ぎだ。こっちまで余計に寒くなってしまう」と指摘されたのです。
「寒い」という言葉が、自身の心を萎縮させるばかりか、周囲にも嫌な
思いをさせていたことに気づいたAさん。その後は意識して、
「身の引き締まる寒さだね」と、寒さを受け入れる言葉を発するように
しています。
皆さんの場合は、「寒い」と思わず言いそうになった時に、どのような
表現を使いますか。寒さに対する日々の受け止め方を切り替えましょう。
今日の心がけ◆表現に一工夫しましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
伝え方次第で相手のとらえ方が違うと思ったことがあります。
私はよく、子どもに「テストで合格しなかったら、ゲーム取り上げね」
と言ってしまいますが、夫からマイナスな言い方をすると逆に頑張れなく
なるから、プラスな言い方で言うようにした方がいいと言われます。
「テストで合格したら、ゲームの時間を増やそう」などと言えば、
モチベーションも上がり、勉強も頑張れるようになります。
「成功したらお小遣いを増やす」というのと、
「お小遣いをあげるけれど、失敗したら減らす」というのも、
内容は実質的に同じですが、印象は異なります。
業務や学生対応においては、正確に伝えるのと同時に、好印象を持たれる
表現を心がけたいです。
そのためにも、まずは自分の発する言葉がポジティブな表現になるよう、
チェックしてみたいと思います。
実習指導係 林