今日の心がけ~職員のスピーチ~
いのちの輝きに触れる
2021.03.08
サラリーマンのTさんが、妻の病気治療の付き添いで、産婦人科を訪れた時の
できごとです。妻の病気のこともあり、Tさんは気が重かったといいます。
しかし、院内は、自分がイメージしていたものとはまったく異なる雰囲気でした。
それは、院内がとても明るく、柔らかな感じがしたからです。
周囲を見渡すと、出産間近の妊婦さんを気遣いながら手を引く人や、赤ちゃんを
抱っこしたお母さんを囲みながら談笑している家族の姿が目に入りました。
病院の先生や看護師も、新しい生命への気遣いに溢れ、とても優しげに見えました。
また、そこかしこに響く新生児の声は、力に満ちていました。
赤ちゃんの泣き声を聴きながら、今は大きくなった子供たちが幼かった頃のこと、
その子たちを生み育ててくれた妻のこと、そして、自身が小さかった頃のことを
思い出し、Tさんは不思議な力を得たといいます。
今日の心がけ◆原点を振り返ってみましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
私も検診で産婦人科へ行きました。
今の病院は、オルゴールの音楽が流れていて、穏やかな気持ちに
なれる工夫がされていたり、待合室のソファーも座り心地の良い
ものになっていました。
妊婦さんもとても穏やかな顔をしていて、すごく幸せそうで、
その姿を見ているだけで、自分も幸せな気持ちになりました。
今日の心がけの「原点を振り返る」とありますが、
命の原点は赤ちゃんの頃。
では、自分の原点はどこにあっただろう?と考えました。
子どもの頃を思い出してみると、私は、幼稚園の担任の先生との
出会いからスタートしています。
担任の先生に憧れて、保育士を目指すようになり、実際に保育士と
なり、現場でたくさんのことを学びました。
だから自分が持っている知識や情報は学生にに惜しみなく伝えて
行きたいと思います。
もう一度、憧れた人のこと、お世話になった人のことなど
自分の原点を思い出し、周囲への感謝の心を忘れずに
これからも成長していきたいと思いました。
実習指導係 林