今日の心がけ~職員のスピーチ~
物を生かすには
2021.03.01
私たちの身の回りは、様々な物で溢れています。
家屋がなければ雨露をしのげませんし、食べ物がないと生きてはいけません。
仕事を進める時も、機械や工具、書類など、関連する物が必要です。
それぞれの物に役割があり、働きがあります。
大切に扱えば、その物が持つ本来の力を存分に発揮して、私たちの生活に役立ってくれます。
では、物の働きを生かすために、「大切に扱う」とは、どのようなことでしょうか。
日常生活の中で考えてみましょう。
例えば、雨に濡れたまま、床に放置されているような衣服は、次に美しく清潔な状態で着ることはできません。
使用済みの鍋や食器類が、シンクに置かれたままになっている状態では、それぞれの役割を十分に果たすことはできないでしょう。
脱いだ衣服を洗濯し、次に着られる状態にする。食器類を洗って、棚へ戻す。
こうした物事の後片づけや後始末は、物の命を生かす出発点です。
今日の心がけ◆後始末をして物を大切に扱いましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
物事の一連の作業の中で、準備や実施までは間違いのないようにしなくてはいけないと比較的緊張感をもって進めることができます.
しかし、後片付けになると気持ちがゆるんだり、後でやればいいやと先延ばしにしてしまうことがあります。
私も、洗濯をしてもたたんでしまうまでができないまま、しばらく置いてしまうことがあります。
そうすると場所をとってしまい、他の作業の邪魔になったり、きちんと整理していないので、次に使用しづらくなります。
そうして、自分が困ってから手を付けることも度々あります。
仕事でも、行事などは特に実施するまでの準備や当日は一生懸命取り組みます。
しかし、できたことで安心してしまい、その後の片付けは遅くなってしまったり、関連する物の整理できないまま残っていたりして、反省や改善など次回につながる準備もできていなかったりします。
後片付けや後始末は明確な期限もなく、ついつい後回しにすることもありますが、使った物はきちんと片付け、物を大切にして、最後まで仕事を終えられるように心がけていきたいと思いました。
教務係 相馬