今日の心がけ~職員のスピーチ~
亡き社員からの贈り物
2020.11.02
北陸地域で紙製パッケージを企画・製造するI社。同社が手掛けているジッパー付きパッケージには、一つのエピソードがあります。
今から二十年前、新卒の営業社員としてKさんが入社しました。
彼は元気で明るく、すぐに社内のムードメーカー的な存在となりました。
それまで大人しいタイプの社員が多かった職場の雰囲気は、活気に満ち溢れていきました。
ところが八年後、Kさんは若くして病死してしまったのです。
誰からも慕われ、リーダー的立場に成長していただけに、喪失感と悲しみにつつまれました。
数年後、I社長は、Kさんのお墓参りに行きました。
その数日後、亡くなったKさんの知人から突然、パッケージ制作の依頼が舞い込んできたのです。
偶然といえばそれまでですが、お墓参りを通じて、<Kさんが仕事を運んできてくれたのだろうか>と思わずにはいられませんでした。
以後、ジッパー付きのパッケージは、取引先のロングセラー商品となりました。受注更新の度に、I社長は、在りし日のKさんの姿を思い出すと言います。
今日の心がけ◆道具や物を大切に扱いましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より
昔から言われているように、人のつながりには縁という力が働いているように思えます。
人と人のつながりに縁の力が働いていてその力によってお互いが結び付けられていると考えることもできます。
そうすると毎日人との関わりをもっと大切にしていく必要があります。
縁によって結ばれた結果が出ます。
毎度のことと思いますが、まず挨拶、とりあえず挨拶でもいいと思います。
ここ最近慣れからか挨拶の二極化が気になります。
廊下を歩くと元気に挨拶する学生と、何も言わない学生が妙に目立つようになりました。
自分のつながりの結果と思い挨拶をしようと思います。
今日の心がけ◆道具や物を大切に扱いましょう
事務局係長 田中淳一