今日の心がけ~職員のスピーチ~
言い訳をする前に
2023.04.20
部長職のTさんは新人の頃、先輩に掛けられた言葉があります。
「失敗した時は、まず『ごめんなさい』と詫びなさい。
失敗を隠したり、言い訳をしたりする前に素直に詫びなさい。
失敗した後、どう行動するかで君の人間性が量られるよ」
新人だったTさんは、電話で受けた得意先からの注文を上司に伝え忘れてしまったことがあります。
その得意先から上司がひどく叱られてしまいました。
その後Tさんは上司に、電話を受けたかどうかと問いただされました。
先輩の言葉を思い出し、上司に率直に詫び、すぐ得意先に謝罪の電話を入れました。
すると、「上司と一緒に、こちらに来なさい」と呼び出されたのです。
その後、得意先から逆指名され担当となったTさんは、大きな成果を上げました。
以来、他の得意先や社内でも重用視されるTさん。
「失敗した際には、詫びることで心にケジメをつけ、迅速に冷静にカバーに走ります」と話しています。
誰もが失敗は望みませんが、正直に人と仕事に向き合いたいものです。
今日の心がけ◆何事にも正直に向き合いましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)
子供の頃、無邪気に走り回って大切な物を壊してしまい、怒られたというような思い出はよくあります。
子供にとって、怒られることは怖いこと、嫌なことです。
それが大人になっても以外と憶えているものです。
仕事における失敗とは、忘れること、抜け落ちること、そのようなことが多く挙げられると思います。
職種によっては競争に敗れることも戦略的な失敗と捉えられるかもしれません。
仕事に限らず、失敗するより成功した方が良いのは確かです。
ただ、全て成功し続けることは、ほぼ困難です。
失敗した時にどう対応できるか、これが仕事において必要だそうです。
むしろ失敗した方が学びは増えるので、そのような経験を次に活かせるために必要という考え方もあるようです。
失敗した時、まずは「詫びる」。
そして、自分の行動を改めて振り返り反省します。
周りからアドバイスをいただいた時は、素直に全て受け止めます。
そこから気づきがあれば言葉に発して次に活かしていきます。
「失敗は成功のもと」です。
教務係・中村 周
そうですね。
「失敗から学ぶ」ことは多くあります。
失敗しない人は成功も一瞬の限られたものとなります。
人生は失敗の連続ですからね。
失敗を恐れては何も動くことができません。
失敗をして、怒られて、少しずつ成長していきますからね。
子どもの頃に親からも言われたことがあります。
「怒られたり、注意された人には、ありがとうと感謝しなさい。」
最初はこの意味が分かりませんでしたが、この言葉を発すると相手から褒められたことが何度もあります。
その後。高校時代に「意見聞くときゃ頭を下げろ」とファイアーストームで唄ったこともあります。
これからは二つの反対の意味をとることができますが「素直に謝るのが良い」との意味だと考えました。
「人は失敗して怒られてナンボのもんだからね」と教えられたこともあります。
そんな時にはエジソンのこの言葉が浮かびますね。
「失敗したわけではない。
それを誤りだと言ってはいけない。
勉強したのだと言いたまえ。」
藤田