今日の心がけ~職員のスピーチ~

冬至にかぼちゃ

2020.09.04

本日は、二十四節気の一つ「冬至」です。
冬至は1年で最も昼が短く、夜が長い日です。

昔から「冬至にかぼちゃを食べると風邪を引かない」と言われますが、それはなぜでしょうか。
現代的な解釈をすれば、「野菜の少ない冬に、カロテンやビタミンを多く含むかぼちゃを食べて、 風邪などへの抵抗力をつけようとした先人の知恵である」といえるでしょう。

もう一つに、「運盛り」という縁起をかついだという説があります。
「運盛り」とは、「ん(運)」が名前の中にある食物を食べることです。
南瓜(カボチャ)、人参、蓮根、銀杏、金柑、寒天、饂どん(うどん)を「冬至の七草」といいます。どれにも「ん」が二つ入っています。

冬至のことを「一陽来復」ともいいます。
この日を境に徐々に日が長くなることから、 「悪いことが去って、良いことが巡ってくる」という意味です。
気分を一新して新しい年を迎える節目が、冬至なのです。

今日の心がけ◆先人の知恵に学びましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

つい最近、陽が長くなったなと感じた夏至ですが、あっという間に季節が移り変わっていきます。
夏の暑い時期に収穫されたカボチャは、包丁が刃こぼれを起こすくらい硬く、母が調理の際に木槌を上手く使っていたことを思い出しました。

行事食というものがあります。
例えば、正月の御節料理、彼岸のぼたもち、十五夜の月見団子、大晦日の年越し蕎麦など、お祝い、魔除け、五穀豊穣、長寿など、それぞれ意味があり、旬の物を扱います。

この時期では、9月9日重陽の節句です。
菊の花が美しい季節で、これを眺めながら酒を飲み、栗ご飯を食べて健康を願うのだそうです。
ニッポンの四季は美しく、季節の変化がはっきりしており、その風景の中で無病息災を思い、行事を嗜むことは、学ぶことが多くあります。

学生の頃、12月に「成道会」というお釈迦様が悟りを開いたことを讃える法要があり、乳粥を食べた記憶があります。
当時、特別美味しいということはなかったと思いますが、日頃の暴食で健康を崩すことになってしまった今を思うと、気持ちを正し、季節と食を考えたいと感じました。

係長(進路支援担当) 中村 周

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