今日の心がけ~職員のスピーチ~
社長の話
2023.04.04
私たちの職場には、担当する部署によって活動の方針が決まっています。
その方針に則って、それぞれの職務を円滑に進めることが必要でしょう。
Mさんが勤める会社では、社長が事あるごとに経営理念の話をします。
耳に夕コができるくらい聞いてきたMさんは、<何度も言わなくてもいいじゃないか〉と受け流していました。
後日、所属部署の活動方針を作成する立場となったMさんは、改めてその基盤となる経営理念の大切さに気づかされました。
それには会社の進むべき方向や目的が端的に記されており、仕事を進める上でいつも立ち返る必要があるからです。
社長がなぜ繰り返し経営理念の話をしていたのかを理解したMさんは、社長に負けないくらい、繰り返し部下に伝えるようになりました。
現在、幹部社員となったMさんは、社内の一体感と各社員の意識の高さを実感しながら職務に取り組んでいます。
今日の心がけ◆大切なことは繰り返し確認しましよう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
学生に伝えたいことを繰り返し説明しますが、書類の記入や提出物などをみて、伝わっていなかったなと思ったことがあります。
それからは、どうやったらわかりやすなるのだろうと、見本を作成してみたり、大切なことは太字にしてみたり、説明文を簡潔にしてポイントをまとめてみたりと、毎年、試行錯誤しながら取り組んでいます。
その中でも大切なことは、理解してもらうまで何度でも説明し、ただ繰り返すのではなく、学生の様子を確認しながら伝えていきたいと改めて思いました。
学生係 田口
そうですね。
どのような組織にも必ず理念があります。
本学でいえば学園訓がそれにあたります。
本学では信頼される保育者教育と人材育成を通して社会に貢献をしていくというものです。
そのために教職員がそれぞれに「何のために」その職務を担当しているのかを意識していなければなりません。
決められた業務をこなすことはもちろんですが、それ以上に意識を高く持った取り組みが重要となります。
残念ながら、人は仕事に慣れていくのは良いのですが、一方で慣れの中で「おろそか」になっていくこともあります。
そうならないために、朝のミーティングなどで「何のために」「誰のために」「どのようにして」と常に意識できるようにと考えています。
しかし、その朝礼さえも慣れの中で「何のためにおこなっているか」との目的意識が薄れていく場合すらあります。
近年、企業では”integrity ”(誠実、正直、高潔、品位など訳される)が強く言われています。
経営陣から組織を構成するすべての人に求められていることです。
本学の学園訓はまさにこのことと一致します。
いよいよ新しく学生が入ってきます。
この学生が「埼玉純真に入学して良かった」と感じられるためにも、われわれ教職員がこの「インテグリティ」ある態度で接することが重要です。
ここにもあるとおり、組織の一体感と各職員の意識の高さを実感しながら職務に取り組んでいきましょう。
藤田