今日の心がけ~職員のスピーチ~
言葉の持つ力
2020.07.02
人は時として、相手の言葉に引きずられやすいものです。
あるマーケティング調査で、ボールペンと鉛筆を見せて「これらの製品をどれくらい好きですか」と尋ねると、三割以上の人が好きだと答えました。
ところが「これらの製品をどれだけ嫌いですか」と質問すると、同じ製品にもかかわらず、好きだと答えた人は、二割以下に減ってしまったのです。
このことからも、信用する言葉や尋ね方、また言い方によって、相手に与える影響が大きく違ってくることがわかるでしょう。
人は孤立するのを避けようとするものです。集団の中で生きるために、無意識のうちに相手の気持ちを読んで、それに寄り添おうとします。そのため、相手の言葉に影響を受けやすくなってしまうのです。
ネガティブな言葉を使えば、周囲の人たちの心を暗くし、明るく前向きな言葉を使えば、周囲の人たちの心をも明るくします。
周囲に良い影響を与えられる言葉を使いたいものです。
今日の心がけ◆言葉遣いを見直しましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より
日本では言葉には力が宿ると信じられてきました。いわゆる言霊です。
言葉は、思いが形となって出てきたものなので、厳密には思いに力があると信じられていたそうです。
発した言葉が影響を及ぼすのでよい言葉を発すれば、よい事が起き、悪い言葉を発すれば、悪いことが起きるというものです。
よい言葉を口癖にして人生がいい方向へ流れていくようにしたいです。
事務局係長 田中淳一