今日の心がけ~職員のスピーチ~

国宝を守る人

2020.06.15

日本国内の建造物の中で、国宝に指定されているものは223件、重要文化財に指定されているものが2456件あります。
国宝に指定されている建造物は、奈良県が一番多く64件。ついで京都府の51件です。
この国宝建造物の保安のために、昭和49年より奈良県警に導入されているのが、文化財防犯専任の「文化財保安官制度」です。
これは全国で奈良県にのみ存続するユニークな制度で警察署長クラスの階級である警視の警察官が、代々任命されています。
昨年、近畿地方を中心に、国宝や重要文化財へ油のような液体がまかれる事案が起こりました。そのため、奈良県の文化財保安官も、各自社への防犯対策指導に忙殺されたそうです。
いつかは朽ち果てる運命にある有形物ですが、日本の歴史を伝え、後世につなぐ建造物の保全や保存について、私たちも関心を寄せたいものです。

今日の心がけ♦文化を後世に伝えましょう

国宝は、重要文化財の中で特に優れたものなので、その価値を維持しながら、どのように整備を進めて活用していくのかを考えていくことが、守る人の責務となります。
私たちは、国宝を体感し、文化や歴史を学ぶことができますが、これは国宝を守ってくれる人がいるからです。
これらの人々の努力があってこそ、いつの時代も、私達が本物の日本文化や正しい日本の歴史を知ることができるのです。
時代を超えて守り続けられている国宝を、日本の宝として、そして日本文化をこれからも守る為にも、若い世代に関心を持って守り続けてほしいと思います。

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