今日の心がけ~職員のスピーチ~

同じ6月22日でも

2023.03.30

イギリスやフランス、オーストラリアなど、私たちがよく見聞きする国であっても、日本との違いについて、案外、知らないことは多いものです。

例えば今日は、一年で最も昼の長い「夏至」です。
日本では昼の長さは13時間ほどで、日が沈むのは夕方の7時頃になります。

しかし、イギリスやフランス・ドイツなどのヨーロッパ中部から北部では、昼の長さは日本より4時間ほど長く、夜10時過ぎまで明るさが続きます。

日本では、夜の10時を過ぎても明るい状況はなかなか想像できませんが、現地では当たり前のことなのです。

また今日は、日本やヨーロッパを含め北半球では夏至ですが、南半球に位置するオーストラリアでは冬至いあたり、昼が最も短い日となっています。

このように、私たちがよく知っている国であっても、普段はあまり気づかない違いはあるものです。
今日のような季節の変わり目に、地理的な差異を足掛かりとして、日本と他国との習慣の違いを探してみるのも面白いかもしれません。

今日の心がけ◆異文化に興味を持ちましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

日本の中でも、北海道と九州では「日の出」が違うと聞いていますが、改めて調べてみると、
北海道の「日の出」が6:13のとき九州は6:48、北海道の「日の入」が17:21のとき、九州は18:13で、約1時間、日の長さが違っていました。

私達は太陽を中心に生活をしているため、日の長い・短いはとても重要です。

学校ですと、1年間を通して冬は暗くなるのが早いため帰宅時間を考えて、時間割や部活を組んだり、
夏は昼間が暑いので、早朝に部活を行なったりと、日本の四季に合わせて時間調整をしています。

このように日本の中だけでも、いたることで工夫して生活しているため、これが地球全体となると暮らしの違いが出てくるのは当然だと思います。

異国でどんな暮らしをしているのだろう?と興味を持つのは、その土地に旅行に行くときに、気候や文化を調べたりして、知るときぐらいだなと思いました。
いまは海外に行くこともなかなか叶いませんが、自分の暮らしている周りのことだけに目を向けることでなく、少しずつでも範囲を広めていきたいなと思いました。

学生係 田口

そうですね。
よく知っていると思ってもほとんどのことは経験してみないと確信となるとはいえませんね。
例えば、東京の人が福岡に行ったときに日没の時刻が異なって得した気持ちになったといった話を聞きます。

アラスカの友人宅にステイしていた時には、私も9月でも夜の10時ころまで外が明るいので驚いたことがあります。
知っていたつもりでも体験することによってはじめて確信に変わります。
例えば、我々は「赤道近くの国は暑い」と教えられ、そうだと思っています。

本学が提携を結んでいる大学のあるバリ島に覚悟をして日本から夏に行ってみました。
北に位置する日本はこのように暑くてもバリ島よりは涼しいと思っていました。
行って驚いたことに日本より涼しく快適なのです(年間平均気温28度(24~32℃)。

以前、学生を引率してフロリダ州にホームステイをした時も同じような経験をしました。
フロリダと聞いて「温かい」と思い込んでいたのが大間違い、みぞれ交じりの寒い日が続きました。
このように実際に自分で試して経験してみないと実感として捉えられないものです。

自然もこのようですから、文化はさらに経験なしには理解が難しいと思います。
異文化理解やダイバーシティの視点が言われる今日、学生にもできるだけ多様な文化や自然に触れて欲しいものです。
本学への新入生もこれから大学といった新たな環境でいろいろと経験や体験をしてくれるでしょう。

藤田

 

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