今日の心がけ~職員のスピーチ~
備えあれば憂いなし
2023.03.28
近年、地球温暖化による夏の猛暑や集中豪雨など、多くの自然災害が発生しています。
今年も夏を迎え、自然災害への備えや心構えを今一度確かめておくことも必要でしょう。
それには、被災された方たちが語る次の言葉を胸に刻み、行動したいものです。
「当たり前が当たり前にあり続けることのありがたさ。
家族や地域のつながりの大切さ。
全国からいただいた救援物資など支援への感謝」
電気、ガス、上下水道、電話、交通手段といった、ライフラインが使えなった場合の代替法を考えておくことは大切です。
また、非常時の際の家族との連絡手段を決めておいたり、避難場所や避難経路の確認をしたりすることも必要でしょう。
水や缶詰など、非常食の備蓄や暑さ対策のグッズなどは用意できているでしょうか。
困った時には助け合うという心持ちで、日々の生活を営んでいきたいものです。
今日の心がけ◆万が一に備えましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
先日、12年経ったことで取り上げられていた東日本大震災の話をテレビで目にしました。
また、新型コロナウイルス感染症によりこの3年、当たり前と信じていた日常が大きく変わった経験もあり、当たり前が当たり前ではないという意識は誰もが強くなったと思います。
何らかの事態が起こったとしても、どうにかしなくてはいけなく、想定しておくこと、そして備えがあることはとても重要だと感じます。
仕事においては、災害のような大きなことだけではなく、自分が病気などで
急に仕事ができなくなる場合もあります。
そのため、できる仕事は早めにやっておいたり、困らないように整理しておかなくてはいけないと思っています。
また、入学から卒業までの2年間で通常の流れに乗れない学生もいます。
単位を落としてしまって再履修になったり、最終的に資格や免許状が取れない場合もあります。
そういったイレギュラーの場合も事前にある程度想定し、どう動くかわかっていれば、すぐに対応ができます。
何をするにも1つではなく、複数の選択肢を考えておき、最悪の事態にならないよう、できる備えを考えながら業務に取り組みたいと思いました。
相馬
そうですね。
「天災は忘れた頃にやってくる」との寺田寅彦博士の言葉は有名ですね。
梯子や階段でも「最後の一段が危険」とも言われます。
「まだ大丈夫」や「もう安心」といった「油断」が人を危険な状態へと導きます。
人間は危険な状態にあるときには、その場から逃げ出し、一刻も早い「安心・安全」を求めます。
ですから、その状態から早く逃げ出したいために「焦り」からこのように「もう・・・」と考えます。
そこに危険が潜んでいるのです。
地球環境が問題とされていますが、それでも多くの人々は「まだ・・・」と考えてしまいます。
報道などで温暖化による北極や南極での氷の融解による海面上昇やメタンガス噴出による大気変化など生態系への警告がなされています。
それでもこれを深刻に捉えて、これを防ぐための行動をしているでしょうか?
近年、恐竜がブームになっていますが、1億年以上栄華を誇った恐竜が一瞬にして滅んでしまったことを自身に置き換えて考えることは少ないと思います。
これを身近な災害に置き換えて、突然の災害にも対応できるように準備をしているでしょうか。
「その時はその時」「なんとかなるだろう」と安易に考えているかもしれませんね。
この”que será, será”の考えが人間が生きていける要因かもしれませんが・・・。
何の変化のない日々を送ることができていることに感謝しながら、災害を引き起こす原因を造らないことをしていかなければなりませんね。
4月から新しい学生が入学してきますから、全員が資格や免許を取得して卒業できるようにしたいものです。
そのためにも「もしも・・・」に備えた行動が日々できるようにサポートしていきましょうね。
藤田