今日の心がけ～職員のスピーチ～

目に見えない所

良い職場環境とは、どのような所でしょうか。
それは、目に見えるところもさることながら、目に見えない所に鍵がありそうです。

例えば、必要な物が、必要な時に、すぐに取り出せるような環境は、生産性を向上させ、働く人のストレスを軽減させるでしょう。
使うものの手入れがいくつも行き届いていれば、さらに働きやすくなります。

こうしたことは、あまり測定化したり、数値化したりしないものですが、「スッキリしている」「雰囲気が明るい」「気持ちがいい」と感じる職場には、そのような要素が潜んでいるのではないでしょうか。

職場をより良い環境にするには、まずは自分が、小さなことから始めてみましょう。
机や引き出し、ロッカー、鞄、車、工具入れ、パソコン内のファイルなど、身近な所を見直してみるのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

目に見えない所が使いやすく、きれいに整っていくことで、勤労時間の効率化や売上げなど、「目に見える所」にも好影響を及ぼすに違いありません。

　
　 今日の心がけ◆身近な物の整理から始めましょう
　 （『職場の教養』：一般社団法人倫理研究所より）

2月に入り、本年度も残り２ケ月となりました。
この２ケ月間で、年度末の取り纏めと新年度に向けた準備をしなければなりません。
年間を通して、どの担当もやるべき業務内容が立て込み、どれをとっても最優先なものばかりで、慎重に判断しながら業務を進めていることと思います。

中には、細かく複雑な内容のものであっても、意外と時間がかからず順調に対応できるものだったり、苦手分野のため、ついつい後回しにしてしまうことで、業務が滞り周囲に迷惑をかける結果にしてしまうことなど、この年度末には何が起こるかわかりません。

業務を円滑に進めるためには、良い職場環境が必要だと思います。
「良い職場環境」は、目に見える環境としては、整理整頓されていて心地のよい場所であり、仕事をするにあたり、必要な物や情報が必要な時にすぐに取り出せる状態がキープされていることと考えます。

忙しい時こそストレスフリーで働きたいものです。
誰もが、職場環境や業務内容の効率的な進め方などを改善しようという考えを持ち、実行する習慣を積み重ねることで、業務の質を上げることができると思います。

また、目に見える整った環境だけではなく、目に見えない環境で大切なものは、一緒に働く一人ひとりの仕事に向き合う意識の大きさを揃えることで、より良い職場、そしてより良い埼玉純真にを目指せると思います。

まずは、本年度をしっかりと纏め、新年度に向けた遅れのないよう自分のやるべきことを丁寧に進め、一緒に働く方々と共に頑張っていきたいと思います。

実習指導係　栗原

そうですね。
環境も見えるものから見えないが感じるものまで、いろいろなもので構成されていますね。
「断捨離」やクリーニングなどで見えるものは、その気になれば意外と短時間に良い環境とすることができますね。

「ファイリング」や「文書管理」の授業では整理ができていないと時間的ロスが膨大になると教えられます。
特に他者と連携しながら行われるのが仕事ですから、他人に迷惑をかけないためにも仕事をスムーズに処理するためにも。
整理整頓がきちんとされているならば、必要な文書や情報も仕事も波もたたずに静かに流れ、ストレスも起こらなければ、ミスも起こりにくくなります。

机の上など外から見てもわかりますが、見えないところはそうはいきません。
見えるモノの見えないところといえば、机の引き出しや戸棚やキャビネットも同じでしょうね。
「仕事ができる人は机の引き出しがきちんと整理ができている」とは以前から言われていることです。
見える表の部分はきちんと整理整頓がされていても、扉の奥まではなかなかという職場もあります。

さらに見えないもので職場環境に最も重要なのが人の心です。
「働く」は「傍」を「楽」にすることだと言われたことがあります。
他者を思いやる目に見えない躍動するお互いの心が職場の環境に大きな影響を与えます。

「相手にに迷惑をかけないように」「次の人が楽にできるように」「困っている人を手伝おう」と仕事をする人がいる職場。
「明日仕事に行くのが楽しみだ」「職場に行ってあれから取り掛かろう」などと一日を計画的に考えられる人で組織される職場。
このような人々で組織された職場は古い机や椅子の職場でも気持ちよく働くことができる良い職場環境といえます。

保育者を目指す学生がこのような良い職場環境を作り出せるよう、我々教職員がその手本を見せておきたいですね。

藤田