今日の心がけ~職員のスピーチ~

後始末は次の準備

2023.03.06

今日はSさんが家族の夕食を作る日です。
献立を決め、買い物をし、家に帰って「さあ、作るぞ」と台所を見た瞬間、あることに気がつきました。
それは、昨日の洗い物が残っていたため、すぐ調理に取りかかれないことです。
昨日はSさんが食器を洗う当番でした。

〈昨夜のうちに、やっておけばよかった〉と後悔しつつ洗い物に取りかかりましたが、汚れが思うように取れません。
やっとの思いで洗い物を終え、ここからが本番という場面で、Sさんは疲れてしまいました。

結局、手を抜いた料理となってしまい、家族の反応も今一つだったのです。
後始末ができていなかったことで、出鼻をくじかれたSさん。

〈仕事でも同じことがないか〉と振り返ってみました。
すると、日頃の小さなミスは、後始末を怠っていた自分が生み出していたことに気がついたのです。
作業を終えた後には、すぐに喜んで後始末に取り組むことが、次のスタートダッシュにつながるのです。

今日の心がけ◆先延ばしせずに取りかかりましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

この季節は、確定申告があります。
税務署では、日曜日でも対応してくれる日があり、年度末の仕事が忙しい時期、休暇を取らずに休日で済ませようと先日準備をしていたところ、肝心の書類がすぐに見当たらず、普段の整理整頓ができていないことを改めて自覚しました。

一つの仕事に取り掛かる時、細かい準備と終えた後の整理が必要になります。
準備ができていないと効率よく書類の作成ができず、書類が完成した後でも、関連する資料の整理を終えなければ、次回の準備に影響が出てしまいます。

疲れて帰宅し、うたた寝などしていると、「あー、何も片付けないで、このまま横になりたいな」と思うことは、よくあります。
その時は、それで気持ち良くても、翌朝、結局バタバタする羽目になります。

仕事をまとめ上げると、安堵感が競り勝ち、片付けができず、積もり積もって準備もできず、そして仕事への悪循環が発生してしまいます。
同じ部署で、先輩二人がきっちりと仕事をこなす中、それを追いかけながらも自席の周りに目を遣り、溜め息をつく自分がいます。
日々、反省です。

教務係・中村 周

そうですね。
洗い物をそのままにすることはよくあることかもしれませんね。
しかし、「いざ、作ろう」張り切って台所に立った時、洗い物ができていないと一瞬にしてやる気が失せますね。

「料理を作るときは作りながら片づけをする、料理ができ上った時には洗い物もできている状態にしてください」と言われたものです。
確かに、そうすることで洗い物は食べた折に使った皿や茶わん、箸などそれほどのモノはありません。
アッという間にかたづいて、お茶とお菓子の時間となりますね。

現在では、食べるときに使った食器は各人が台所で洗うことが多くなったようです。
家庭で食を楽しむのは食べるときだけでなく作るから片付けまでと考えると良いかもしれません。
仕事も同じですね。

取り掛かる前に「処理の手順」を考え「効率的な処理」を行い、「効率的であったかの検証」で終わりますね。
これが次の仕事にバトンタッチされ、次から次へと流れ、水車のようにスムーズに回ります。
このようにして効率的に仕事が回転していくと仕事が楽しくなってくるから不思議です。

「スマートで目先が利いて、几帳面、負けじ魂これぞ船乗り」と日本海軍の言葉にあります。
仕事でもなんでも準備から終了まで、先を見通したこの精神で取り組まなければなりませんね。
「後片付けがきちんとできる人は仕事が早くて正確である」とよく言われるのも同じですね。

料理でも仕事でも、次のシチュエーションを想定して取り組み、終了することが大切です。
幼児教育・保育を職業とする本学の学生にはこの精神と行動が重要となりますね。
そのためにも、まず、我々教職員がその手本となるようにしていきましょう。

藤田

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