今日の心がけ~職員のスピーチ~
「始業の余裕」
2023.02.27
Nさんは入社6年目で、ある業務のチーフを任されてました。後輩と共に日々の仕事を進めています。
ある日、上司に業務の進捗状況を聞かれ、予定より遅れていることを伝えました。
上司からは、「仕事そのものよりも、まず仕事に取り掛かる前に、準備を完全に終わらせるようにするといいよ」とのアドバイスを受けました。
思い返してみると、いつも準備ができていないうちに慌ただしく仕事に取り掛かり、参考資料を探すだけで一日が過ぎてしまう日もありました。
上司は続けて、「5分前に準備が終わると、心にも余裕が生まれ、スムーズに仕事を進めることができる」と言いました。
それからは、Nさんは準備をしっかり行うように意識しました。
その結果、遅れを取り戻す勢いで仕事が進みました。
5分の心の余裕が、大きな時間短縮を生んだのです。
そして、仕事そのものも楽しく進められるようになったのです。
5分の意識を変えるだけで、もたらされた結果は、それ以上のものでした。
今日の心がけ♦よく準備をして仕事に取り組みましょう
食堂スタッフとして働かせていただき、私自身、朝は早めに来て、他のスタッフが出社しすぐに仕事に取り組めるよう準備をしようと心掛けています。
私生活では、子供がいるため、思うように用事が進められることのほうが少なく、時間に余裕をもって動いていても予定通りにはいきません。
更に余裕をもって+5分前行動をしなければと感じています。
仕事に関して考えると、自分が苦手なことに対して後回しにしてしまい、自分自身で心に余裕をもつ事が出来ないようにしてしまっています。
苦手な分野でも、逃げることを考えるのではなく、正面からきちんと受け止め、取り組んでいきたいです。
食事の時間は、学生にとってもとても貴重な一時間です。
その貴重な一時間に負担をかける事のないよう、きちんと準備をし、毎日学生を笑顔で迎えられるように心掛けたいと思います。
食堂 荒井
そうですね。
この「5分前の精神」というのは日本海軍にもありました。
5分前には準備を整えて、定刻に仕事が開始できるようにという精神です。
これとともに同じような意味で「出船の精神」もありました。
船を係留するとき海側に舳先を向け、緊急にでも出港できる準備をしておくことです。
車を止めるときにバックをして駐車をするのと同じ意味です。
さらに「段取り8分、仕事2分」は新入社員時代に教わったことです。
仕事に取り掛かる前に充分に準備(工程表作成など)をしておくと仕事がスムーズに進むということですね。
職場でもこの「段取り」の良い人と悪い人で仕事のスピードに差がついてきます。
職場で”To Do List ”を作成して、「段取り」の良く仕事をこなしている人がいる一方で、仕事が来てから取り掛かる人もいます。
どのような職場でも、どのような仕事でも工程はそれほど変わるモノではありません。
多くの組織や仕事は、1日、1週間、1か月、1年のサイクルで繰り返されています。
このサイクルをどの程度に理解しているかどうかが、「段取り力」に影響しています。
仕事ができる人は「段取り力」のある人、つまり意識が強い人です。
個人の能力にはそれほど差がなくとも「段取り力」の差が業務処理能力差につながるので要注意です。
学生に迷惑が掛かことのないように、学生が心地よく学習に取り組めるよう、段取り良くサポートをしていきましょう。
藤田