今日の心がけ~職員のスピーチ~
「不機嫌なスタッフ」
2023.02.21
Aさんが外食をした時の事です。
その際、不機嫌な表情をしているスタッフに接客されました。
注文の際に笑顔が全くなく、視線もあわせません。
しばらく経って、そのスタッフが食事を運んできましたが、お盆に乗せていた飲み物を倒して、あたり一面をよごしてしまったのです。
慌てふためいているAさんたちを横目に、そのスタッフは無言で汚れをふき取り、その場を去っていったのです。
Aさんはとても不快な思いをしました。
が、その様子を見ていた他のスタッフが急いで近づいてきて非礼を詫びたのでした。
冷静さを取り戻したAさんは、〈あのスタッフの態度も問題だけれど、仮にそういうスタッフがいれば、しっかりとサポートして不満や不安を取り除き、仕事に専念できる環境を作り上げるのも、上に立つ者の役割では〉と受け止めたのです。
実はAさんも同業として、何度となく同じ経験をしてきたのでした。
最大級のサービスを提供するには、スタッフの育成が大切でしょう。
それが、お客様から〈もう一度この店に来たい〉と期待される、最高のおもてなしにつながるはずです。
今日の心がけ♦仕事に専念できる職場環境を築きましょう
私自身、また行きたいな!と思うお店は、おもてなしができていると感じます。
「おもてなし」という言葉は、「もてなし」に、丁寧語の「お」をつけた言葉です。
語源は、「ものをもって成し遂げる」といった意味があるそうです。
また、もう一つの語源が「表裏なし」つまり裏表のない「心」でお客様をお迎えするという事だそうです。
私が働いている学食も、一人でも多くの学生さんに利用して頂くためには、「おもてなし」がとても重要です。
スタッフ一人一人が、尊重し、認め合い、補い合えるよう、職場の環境を整え、楽しく明るい、憩いの場に出来るよう努めて参ります。
食堂 荒井
そうですね。
このスタッフには店の仕事に入るまでに、あるいは入ってから、気分を害されることがあったのかもしれませんね。
いずれにしても客に対するときはそのような精神状態で臨むことはなりませんが・・・。
働くことはどのようなことなのかがきちんと認識されていないからでしょうね。
これには採用する時点での判断、採用してからの教育が重要です。
特にパートタイマー(アルバイト)の採用はともすれば、働くことより、金銭が先立つ場合が多いですからなおさらです。
しかし、この職場での教育というよりは、生まれてからこれまで受けてきた教育環境が肝心です。
モノの考え方や基本的な行動のあり方などは幼児期に形成されると言われています。
相手に対して敬意を払い、働く機会に感謝をするといったことも含めて全てといえます。
このようなことを考えると信頼される保育者を養成する本学の責任は重いものと言えます。
近年では「サービス」より「ホスピタリティ」と表現されるのが多いのもこのようなことからです。
「ホスピタリティ」は両者間の喜びであり、満足の状態を作り上げることです。
「売り手によし、買い手によし、世間によし」の近江商人の経営理念『三方よし』心があればなおよいのですが。
藤田