今日の心がけ~職員のスピーチ~
自社の年史づくり
2023.02.09
創業七十余年の会社に勤めるTさんは、上司から「自社の年史」を制作するように指示されました。
しかし、どこから始めればよいのかわからずに悩みました。
そこで、他社の年史などを参考にすることにしました。
すると、膨大な資料が必要であることがわかってきました。
70年以上の資料を収集するために、総務、人事、経理、営業、経営企画部の協力を得て作業が始まりました。
古い資料を繙いてみると、創業期を支えた大先輩たちの存在や苦労したこと、様々な出来事があったことなどを知ることができました。
その後、作成する中で大切なことを学びました。
例えば今自分が勤めている会社は、多くの先輩や同僚、取引先のお陰で存在していることです。
そして、4年がかりで年史を完成させた際には、多くの人の働きに、感謝の気持ちが湧いてきたのです。
会社には歴史があります。
その時代に関わってきた人たちの思いを受け継ぎ、やるべき仕事に集中して、会社の歴史に残る仕事をしたいものです。
今日の心がけ◆多くの人のお陰で今があると知りましよう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
古い資料を理解して精査する作業は、想像するだけでも、とても大変だと思います。
こういったものは、間違えた書類を作成するわけにはいかず、じっくりと時間をかけなくてはいけません。
そして会社について色々と知ることとなりますが、同時に責任というプレッシャーが発生すると思います。
そうなると逃げたい気持ちになってしまいます。
大変な時こそ、すべては自分自身の成長だと思えば、仕事も前向きに進められるのかもしれません。
埼玉純真の一員として、この大学で働けるのも、先人たちのおかげだと考え、私自身も今できることを精一杯頑張ろうと改めて思いました。
学生係 田口
そうですね。
「埼玉純真女子短期大学」として創立された本学も創立40周年を迎えることとなりました。
これも初代学長(理事長)の福田敏南先生のご尽力あってのことと思います。
と同時に、地域の方々の応援やご協力があったからこそ、今日に至ったのだと感謝します。
人でも組織でも生まれてから没するまでに歴史を刻みます。
年輪と同じようにその折の置かれたその折々の環境によって濃淡が刻まれます。
その折おりの積み重ねがその人やその組織を強固なものとしていきます。
今ある自分は?今ある組織は?と考えるたびに、これまでの出来事の積み重ねであることを意識せざるを得ません。
本学も英語学科、児童教育学科、幼児教育学科で生まれ、英語コミュニケーション学科やこども学科と名称変更を行いました。
その後、「埼玉純真短期大学」となり、「こども学科」単科の短期大学っとして、羽生市をはじめ近隣の行政機関や住民の方々のご支援とご協力で現在に至っています。
これからもあり続けるためには、先人が築いてきた想いを忘れることなく努力し続けなければなりません。
変化の激しい現代において、新しいモノへの変化や対応も大切ですが、「温故知新」の言葉も忘れてはなりません。
本学も創立40周年を迎えますが、本学を創立からこれまで関わってださった多くの方々に感謝の気持ちを忘れずに仕事に取り組んでいきましょう。
少子化や18歳人口減少、短大離れが言われる今日、これからの教職員の意識と行動が試されることになります。
そんな折、埼玉純真という働く職場を作ってくださった方々への感謝の気持ちを忘れてはなりませんね。
そして、これからも働く場所があること感謝を忘れず、継続と発展のために頑張っていきましょう。
藤田