今日の心がけ~職員のスピーチ~
失敗から学ぶ
2023.02.07
失敗から学ぶ
Aさんは、息子が所属する少年サッカーの試合を観戦しに行きました。
試合には負け、チームのコーチが反省会で、「ゴール前での展開は、おおむね良かった。一つのミスプレーを除いては」と強調したのです。
その時Aさんは、将棋の羽生善治九段の「ミスをしない対局はほとんどない」という言葉を思い出しました。
将棋では、「負けました」と相手に伝えて対局が終了します。
その後、対局を振り返って感想を述べ合う「感想戦」があります。
対局者にとって、反省を次回の対局に活かす絶好の機会となるのものです。
悔しさが先行し、敗者は気持ちの整理をつけにくい状況かもしれません。
しかし、感想戦を行うことにより、相手との会話の中で冷静になることができます。
息子たちに、<失敗を克服する力をつけてほしい>と願ったAさん。
自身の仕事においても、<失敗を悔いるだけでなく、その原因を冷静に検証することも大事だ>と思いました。
失敗は、自分にかけてたことを見つめ直すきっかけと考えたいものです。
今日の心がけ◆弱点を検証しプラスに転じましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
ミスをすることはたくさんあります。
うっかり忘れてしまったり、勘違いしていたり、原因が自分だけの時もあれば、他人とのやりとりがうまくいかないことによるものだったり、ミスの程度も様々です。
失敗をしないことが一番ですが、したくてしている訳でもなく、100%失敗がないことは難しいと思います。
しかし、途中段階で気がつければ、修正していけますので大きな問題にはなりません。
念入りな確認や準備などの最善の努力をすることは基本だと思います。
その上で失敗したとしたら、それは現在の自分の弱点にあたると思います。
失敗をしたことにばかり気を取られてしまいますが、その失敗にどう対応するか、同じことが起きないように対策を講じれるか、考えることはたくさんあります。
失敗の後、どう動くかでプラスにつなげられると思いますので、この話のように冷静に検証できるようにしたいと思いました。
相馬
そうですね。
物事をやった場合に失敗のないということはほとんどありませんからね。
「失敗しない唯一の方法は何もしないことである」とよく言われます。
そのように失敗を恐れていては何事もできません。
モノが存在するときには表があって裏があります。
表だけ、裏だけでは何物も存在することはできないと思います。
しかし、起きた失敗に対してどれだけきちんと反省してその対策を立てることができるかが重要です。
最初から見直して、どこに原因があったかを探り出すことが重要です。
次回はその個所を修正することができれば次回の失敗はなくなるでしょう。
スポーツやゲーム、そして仕事についても同じです。
失敗をどれだけ素直に振り返り、次回への糧にできるかどうかがその人の成長の度合いを決定します。
やはり失敗からは多くのことを学ぶことができますから、失敗をどのように成功に導くかを考え行動してほしいですね。
「失敗は成功の母」と考えて失敗を大切にしていきましょう。
藤田