今日の心がけ~職員のスピーチ~
全国二位の誇り
2020.02.05
うどん生産量の全国1位は、〝うどん県〟こと香川県です。
では、2位はどこでしょう。
また、お茶の生産量は静岡県が日本一ですが、2位は何県でしょう。
農作物などは、最も生産量の多い都道府県名が、その産地として知られます。
2位の県は、その差がたとえ少なくても、あまり話題にならないものです。
スポーツでも、後々まで記録が残るのは優勝チーム名です。
結果がすべての世界においては、どうしても「1番」と「それ以外」になりがちです。
今日はあえて2位や2番手を探してみませんか。
今月の本誌『職場の教養』の下段では、全国各地の2位にスポットを当てました。
こうした順位は後から付いたものです。
農業や漁業に従事する人、工業製品の生産や販売に携わる人、スポーツや文化活動に勤しむ人の情熱は、1位でも、2位でも変わらないでしょう。
冒頭で挙げた、うどんの生産量第2位は埼玉県、お茶の2位は鹿児島県です。
皆さんの住む県や町も、意外な2位を持っているかもしれません。
今日の心がけ◆二番手にも目を向けましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)
「二位ではダメなんでしょうか」という有名なフレーズは、某国会議員の事業仕分けでの官僚に向けた発言です。
この指摘は間違いではなかったと思いますが、偉そうなもの言いが不愉快に受け取られたようです。
二位以下を引き離しての断トツ一位と、二位や三位と接戦で辛うじての一位とでは、一位以下の評価が異なります。
この順位は、そもそもが競争です。それは大まかに言えば、資本主義の基本原理で、このような世界で生きていれば、必ず晒されます。
私は出身が北海道ですが、埼玉県民です。実は、北海道に帰省した際は、埼玉県をアピールしています。
ですから、うどんの生産量二位は納得です。小麦も北海道に次いで二位かと思っていましたが六位だそうです(二位は福岡県)。
六位であっても、埼玉県北部の小麦畑は美しく誇れる農作物です。
今回の『職場の教養』の下段には、サクランボの生産量で北海道が二位と紹介されています。恥ずかしながら知りませんでした。
以前、上原事務局長は、「この大学を一番にする」と仰いました。それは一番を競い合うことで切磋琢磨し、相応の成果を上げることの意志かと思います。
私は、他人から用意された競争に乗ることが卑しく感じます。自ら動いて、皆さんと一緒に一位を目指したいです。
事務局 係長(進路支援担当) 中村 周