今日の心がけ~職員のスピーチ~
先輩への花道
2023.01.13
職場の先輩が定年を迎えることになりました。
Aさんは、長年お世話になった先輩が、最後に担当するイベントが成功裏に終わるよう、スタッフの一人として精一杯、準備に取り組みました。
当日も晴れ舞台を飾ってほしいとの思いで動き回りました。
イベントは滞りなく終了し、先輩に「良かったですね」と声をかけたところ、「Aさんのおかげだよ」と思わぬ言葉を言われ、Aさんは感動しました。
いつものAさんは、<失敗したらどうしよう>と、自分のことばかり気になっていました。
<先輩に有終の美を飾ってほしい>とだけ一心に考えてイベントに臨んだことで、結果としてスムーズに事が運べたということを実感しました。
今回のイベントを通じて、自分のことよりも、人に喜んでもらうことを第一に考えることが大事だと学んだAさん。
周囲の人に心を合わせながら、物事に取り組んでいこうと決意したのでした。
今日の心がけ:思いやりを働きに活かしましょう
出展(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
ヒトは何かをするときに、「してあげる」という気持ちになると途端に欲深になるようです。
思い入れが思い込みになると今度は「なんでやってくれないの!」や「どうして○○なんだ?」と怒りに似た感情になり、たちが悪くなっていきます。
逆に文中にもあったように他人の成功を祈り、無欲で見返りを求めず行っているということは、見る人が見れば、はっきりわかるというものです。
先ずは、○○(子、親、恋人、ペットでも何でもよい)のために、目標を決めて、何かをやってみるとよいかと思います。
腰が引けているうちはなかなかできないでしょうが、先ずは愛情を注げるものに対して行えば、案外無欲にできると思われます。
以上
進路支援担当 奥貫
そうですね。
人は不思議なモノで、やってもらうことも最初は「ありがとう」の気持ちから、次第に「あたりまえ」になり、最後は「どうして・・・しない」といった感情になりますね。
一方の側も最初は「することが嬉しい」気持ちから「アタリマエとしてすること」となり、最後は「どうして私が・・・」と気持ちの変化が起こります。
このようにならないために「ありがとう」の一言が大切ですね。
何かをする場合に素直な気持ちで行動すると「やって良かった」と終わった後でも清々しい気持ちになります。
してもらった側も素直に「してくれてありがとう」が言えると幸せな気持ちになります。
人は人とともに生きていかなければならない生き物です。
そのためにも自分がして欲しいように相手にしてあげることが重要です。
これには円滑な”Communication”が大きな役割を果たします。
気持ちを一言の言葉に乗せて相手の心に届けることです。
異なる人々がみんなの幸せを願いながら心をひとつにして物事を行うことは団結を強くします。
世界中で行われている「お祭り」は、みんながそれぞれの「ありがとう」の心をひとつにしています。
本学の教職員も「学生のため」「純真のため」の幸せを願って心をひとつにして動いています。
いつまでもこの気持ちを忘れずに持ち続けて行きましょう。