今日の心がけ~職員のスピーチ~

あきらめない

2023.01.13

 プロ野球では、レギュラーシーズンの後に、三位以上のチームによって、日本シリーズの出場権を争う「クライマックスシリーズ」が行われます。
 長いプロ野球の歴史の中で、リーグ戦で三位だったチームが日本一に輝いたのは、二〇一〇年の千葉ロッテマリーンズだけです。
当時、中心選手として活躍した里崎智也氏は、この優勝を「史上最大の下克上」と表現しました。
 同チームは、もう一つのプロ野球記録を持っています。
それは、一九九八年に記録した十八連敗です。
里崎氏は、このことについて、後にこう語っています。
 「その時も十九連敗はしていない。勝負を投げなければ、いつかは必ず勝てる。一番ダメなのは、あきらめて勝負の舞台から逃げてしまうこと」
 人生において、勝てない、どうにもならないという局面が、何度かはあるかもしれません。
その時に、「続けていれば必ず勝てる」という信念は、心の支えになるのではないでしょうか。
 あきらめずに継続していれば、逆転のチャンスは必ずやってきます。

今日の心がけ◆あきらめずに続けましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

 クライマックスシリーズで争うのは一位から三位と聞くと、野球に詳しくない私でも三位のチームが勝つのは単純に難しいのではないかと想像してしまいますし、
実際も、これまでで千葉ロッテマリーンズだけという厳しい結果になっています。

 自分でも順位がつくものに関しては、その結果で一喜一憂し、自分より優れている相手にはどうせ次も無理だろうと思ってしまうことは多いです。
 しかし、敗者復活の制度のある大会でも、敗者復活から優勝する人がいて、順位というのは、実力だけではなくその時の状況で変わることもあると感じます。
 
 あきらめてしまえば本当に終わりですが、取り組み続けていれば可能性はゼロではありません。
逆転のチャンスの背景にはもちろん日頃の努力が必要だと思いますが、気持ちの面からも、あきらめない心を持ち続けることが、結果につながる可能性を高めると思いますので、そうなるように心がけたいと思いました。

相馬

そうですね。
あきらめること、やりもしないでできないと決めてしますこと、やらなければならないと分かっていてもやらないことなど、やらない人は自らをやれない人に仕立てていますね。

BSNHKの球辞苑で張本選手が前年最下位の巨人に移籍したときや西武から工藤投手が弱小ダイエーホークスへ移籍した時などを放送していました。
共通していたことは「あきらめ」⇒「努力しない」⇒「あきらめ」の循環に陥っていた結果であったとのこと。
その後、それまで「あきらめ」の中にいた選手に良い影響を与えた結果、両チームの活躍は今あるとおりです。

どの組織も気を付けなければならないことは、一人の「あきらめ」が全体に行きわたるということです。
人に限らず全てのモノは楽をして成果が上がれば、こんな良いことはないのです。
しかし、一時的に成果が上がったとしても長続きはしません。
そこには「やらないからできなくても仕方ない」といった「あきらめ」の言葉だけが残ります。

「努力は噓をつかない」とよく言われますが、「石の上にも三年」「継続は力なり」と言われるように時間がかかります。
「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」は上杉鷹山に言葉です。
やる気のないため「あきらめ」で自己正当化するメンバーがいる組織はその伝染力で崩れます。

現在、大学、特に短期大学の存続は困難な時代を迎えます。
しかし「あきらめ」ることなく、柔軟に変化をしようと努力している学校は淘汰を免れます。
本学教職員はこの「あきらめ」の4文字を消し去り、「為せば成る」の精神で行きたいですね。

藤田

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