今日の心がけ~職員のスピーチ~

「階段は薬と思え」

2022.10.05

 かつて、日本人の暮らしには、日常生活すべてが運動でした。
家事や育児、通勤、通学、農作業など、身体を使わずに出来るものは一つもありませんでした。
 清掃一つとっても、雑巾がけで四つん這いなったり、背伸びをして、はたきで天井の埃を払ったり、足腰や肩甲骨も存分に動かしていたのです。
 階段の昇り降りも日常、頻繁に行われていました。
ところが最近では、エレベーターなどの機器の発達により、あまり階段は使わなくなりました。
 下半身の筋肉運動となっていた階段の使用頻度が減ることで、筋力の著しい低下を招いてしまいました。
筋力と健康には高い関連があります。
健全な身体作りには、ある程度、重力に抗う意味での刺激が必要です。
 大切なのは、億劫がらずに、喜んで進んで身体を使うことです。
昇降機器の使用を減らせば節電にもなり、一石二鳥です。
 膝や腰に痛みが出る人は気を付けなければなりませんが、努めて階段を利用しましょう。
にっこり笑って一歩昇れば、その効果は計り知れません。

今日の心がけ♦こまめに身体を動かしましょう

私自身、最近食堂内の掃除をさせていただきました。
ステンレスを磨くのに、右手を大きく動かしたり、高い所に手を伸ばしたり、床をふくのに四つん這いになり、腹に力を入れ、手を左右に大きく動かしたりと。

普段の生活では、なかなか行わない動きの為、家に帰り鎖骨周辺、肋骨周辺が鈍い痛みにと違和感が続いています。
普段の生活で、どれだけ負荷をかけずに、楽なほうへ楽なほうへと身体を使ってきていることに改めて気づかされました。

文章に、健全な身体作りには、ある程度重力に抗う意味での刺激が必要です、とありました。
日々楽しく生活し、楽しく仕事が出来るという事は、、健康な身体があってのことです。

時間がない、、、歳だから、、、面倒、億劫、、、などの言い訳や逃げを探し、、悲観的になるのではなく、どんなことにも前向きに取り組んでいけたらと思います。

日々の生活の中で、こまめに身体を動かすことを意識していこうと思います。

食堂 荒井

そうですね。

日本では少し前までは、「水と空気と安全はただ」と思っている日本人といわれていました。
もちろん、歩くことやジョギングすることも同じです。

それが今では「水はボトル〇〇円」「安全は○○セキュリー会社で〇〇円」「酸素カプセル○○円」と有料となっています。
歩いたり、走ったり、筋力をつけたりすることも「○○スポーツクラブで会費〇〇円」となっています。
以前は生活の中でこれらのことは「あえて」する必要はありませんでした。

自らこれらを放棄して、一方ではこれら失ったものを新たに「健康のために」とお金をかけて作っています。
今、ある物を破壊し、新たなものを作ることは発展に繋がるのでしょうが・・・。
人間というものは不思議なことですね。

SDG’sが言われれ、貧困、紛争、気候変動、感染症をはじめとして、世界は多くの課題に直面しています。
考えてみるとすべて人間がその原因をつくり、拡大させたものですね。
文明の発展は常にこの矛盾に似たものをはらんでいます。

われわれ教職員は「人の為に」「学生のために」を中心に考えて、目の前に横たわる困難を乗り越え、自身を鍛えるためにも坂道も階段も登っていきましょうね。

藤田

 

 

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