今日の心がけ~職員のスピーチ~
後始末は次への準備
2022.10.05
年度末を迎え、異動などで転機を迎える人もいるでしょう。
そうした時、とかく「これから」の準備に意識が向いて時間やエネルギーを費やしがちですが、「これまで」の後始末も重要です。
「立つ鳥は跡をにごさず」といわれるように、見苦しくないよう引き際を潔くしましょう。
物事が終わった後の後始末きちんとすることは、単に行儀や作法といったことを超えて、より良い成果を上げる秘訣です。
そのポイントの第一は、緊張を緩めないことです。
異動が決まれば目前の仕事は疎かになりがちです。
また一日の仕事が終わりそうになれば、気も緩みがちでしょう。
そうした時ほど、「今ここ」に意識を集中して、最終確認をすることです。
第二に、後始末は素早さが重要です。
報告はもとより、関係者へのお礼などは、時間を空けず、極力速やかに行いましょう。
後始末は、次なるスタートへの準備でもあります。
それが、新たなチャンスを呼び込むことにもつながるのです。
今日の心がけ◆最後まで緊張感を保ちましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
自分の関わった仕事は、関わった割合や関係者の人数で度合いは違うかもしれませんが、最後までその責任があると思います。
自分の仕事は最後まで責任をもって行い、終わった後もきちんと後始末をするよう取り組むことは、当たり前のことだと思います。
仕事が途中で、異動などにより担当者が変わったとしても、もちろん引継ぎは十分に行う必要はあります。
後任者は最初から携わっているわけではないので、気づけないことも多いでしょうから、その後もフォローしていく必要があると思います。
また、毎年の仕事であり、翌年から担当者が変わるのであれば、その年が終わった段階で業務内容や収支報告書などを取りまとめ、他の人が見てわかるように後始末しておけば、次の担当者がやりやすくなります。
一つの部署だけではなく、他も把握できるようにと今後も異動があると思います。
また、突然の休むこともあるかもしれません。
決まってからではなく、日常的に仕事の始末はつけておくようにし、どんな事態にもすぐ対応できるように努めたいと思いました。
教務係 相馬
そうですね。
旧日本海軍で言われていた「出船精神」はここにあると言えますね。
次回の出向を考えて、舳先を海側に向けて停泊することですが、常に次のことを考えて行動することを意味しています。
つまり、後始末は次の取り組みまでを考えての行動であるということです。
ここには当然時間的な意味も含まれます。
例えば、訪問などでお世話になったとき、何かをいただいたとき、失敗をしたときもスピードが特に重要となります。
この時のお礼や詫びの言葉をその程度早くするかで、相手の印象は全く異なったものとなります。
これは次の展開へのチャンスとなるからです。
これをチャンスとできるか、できないかで人の人生は大きく異なってくるでしょう。
それは「相手を」どのように考えているかを測るメジャーとなるからです。
「報・連・相」とは、ビジネス現場良く言われることですが、これを時間を意識して行えている人はそう多くはありません。
特に学生を相手にする我々教職員は、間違えるこは許されませんし、迅速に対応しなければなりません。
終わりの今は新たな出発の第一歩と考えて学生や教職員に対応していきましょうね。
藤田