今日の心がけ~職員のスピーチ~

自分から離れる

2022.05.17

 人間は、自分の意志で思うように振る舞うことができます。
しかし、それだけでは、自分本位のわがままな人間になり、周囲は困惑するでしょう。
Aさんは、入社して数年が経ち、次第に「俺が、俺が」と他人を押しのけ、自分の意見を通すようになっていきました。
すると、社内で、「Aさんは人の話は聞かないし、強引に話を進めるから一緒に仕事をしたくない」という噂が流れ、信用をなくしてしまったのです。
 自分本位の人の背後には、「自惚れ」があります。
自分の思いや見方に絶対の重きを置いています。
自惚れないためには、他者を思いやる心を持つことです。
自分から離れて、自分にばかり向きがちな親愛の目を、外に向けて放つことです。
 自分が困っている時に、助けの手を差し伸べられたり、思いやりの言葉をかけられたりしたら、どんなに心強いでしょう。
自身に身を置き換えて、してもらって嬉しいことを、人にもしてあげたいものです。

今日の心がけ◆ 思いやる心を持ちましょう(「職場の教養」一般社団法人 倫理研究所より)

 
 「自惚れる」とは、「自分が実際以上に優れていると思い込んで得意になる」と辞書にありました。

自惚れて自分本位に振る舞うことと、自信を持って行動することは、全く異なります。
自分の考えに自信と責任をもって、意思表示をし、行動できるのはは素晴らしいことだと思います。

そのような人物は尊敬され、周囲には自然と人が集まってくるのではないでしょうか。

しかし、Aさんは、自惚れから自分本位に振る舞ったことで、信用を失い、孤立する結果となってしまいました。
 仕事は、周囲と良い関係を築き、協力しなければ成り立ちません。

文中にあった「自惚れないためには、他者を思いやる心を持つこと」という言葉を心に留めておきたいと思います。
また、職場全体の中で自分に与えられた仕事や,担っていくべき役割は何かということを常に考え、
周囲に目を向けながら行動していきたいです。

図書館 大木

そうですね。

最近はそのような人が減少しているようにも感じます。
しかし、このように相手を思いやっての行動が日常的になると、過ごしやすい場となることは間違いありません。
お互いの連携も確実なものとなって、職場では仕事の能率も上がるでしょう。
家庭や友人関係においては心安らぐ癒しの場となるでしょうね。

論語に「己の欲せざる所は人に施すこと勿れ」
新約聖書に「己れの欲する所を人に施せ」
とあるように、自らの言動は相手のことを考えながら行うことが大切です。
このことを踏まえた近江商人の心得「三方良し」の精神で過ごすことができれば、職場も社会も平和な良いものとなりますね。

本学の教職員は常に学生を思いやる心と態度で接していっています。
このことが保護者会での「本学に入れて良かった」「子どもが学校に行くのが楽しいと言っている」などの感想となっているのでしょうね。

これからもこのことを念頭に置いて学生や周囲の人に接していきましょう。

藤田

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