今日の心がけ~職員のスピーチ~

雨が嫌い

2022.04.13

 「雨の日が嫌い」という人は多いのではないでしょうか。
Nさんもその一人です。
雨が降ると、どうにも気が滅入ってしまいます。
 そんなNさんを嘲笑うかのように、ある週、外出する時間に限って雨が降る日が続きました。
家を出ると雨が降り始め、到着すると雨が止むのです。
Nさんは帰宅後いつも家族に愚痴っていました。
 するとある晩、妻から「毎日あなたの愚痴を聞くことが雨より鬱陶しい」と忠告されたのです。
Nさんは、不機嫌さを家庭内に撒き散らすことで、妻の気が滅入っていたことを知り、申し訳なかったと反省しました。
 それからは「今日も雨に降られて散々だった」という愚痴ではなく「今日は晴れて気持ちが良かった」という喜びを家族に伝えるようにしました。
 嫌いなものがあるのなら、好きなものがあるはず。
嫌いなことを無理やり好きになるのは大変ですが、嫌いでない者、好きなものの話をすることで、心を前向きにすることができるでしょう。

今日の心がけ:「好き」に目をむけましょう

出展(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

 物事は表裏一体です。

 表があれば裏があり、雨の日を知って晴れの日のありがたさを知る、逆もまたしかりです。

 物事を一面でしか捉えられないと思考が偏狭になります。
 曾て自分もそのような部分があり、わかってはいるがまたやってしまうというデフレスパイラルのような時期がありました。
 このNさんの思考もまさにそれです。

 負の意識は病原菌と同じで知らず知らず自他を侵食します。
 これは連鎖します。
 これを断ち切れれば、本来の心を取り戻せる=心が自由になっていくことでしょう。
 自由な心はプラスアルファの効果をもたらしていくでしょう。

 仕事も遊びも好きなものだけして大成できるのはごく僅か、他大勢は嫌いなものの方が多いでしょう。
 しかし、膨大なエネルギーをもってして克服したり、糧として好きなものに変じたりさせています。
 嫌いなことを考えて気を塞ぐより、好きなことや良いことを考えていく方が何層倍も良いでしょうし、毎日が幸せ方向に向かうことでしょう。
 おそらく、良いことが多い日々を送れるはずです。
 
以上

進路支援担当 奥貫

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