今日の心がけ~職員のスピーチ~
「収穫に感謝する日」
2014.06.17
現在の日本は衣食住に関して豊かなものに囲まれて生活していますが、
そのあらゆる物には作り手をはじめ、多くの人の労力がかかっています。
恵まれた国に生活していることへの感謝と、物への感謝を
心に深く刻みたいものです。
今日の心がけ◆自然の恵みに感謝しましょう
(「職場の教養」一般社団法人倫理研究所より)
東日本大震災の際、一部の食料の供給が滞り、
私自身とても不安になった記憶がよみがえりました。
ヨーグルト、納豆、パンなど毎日食卓にのぼるものが、
お店の商品棚からアッという間に消えてしまい大変困り
果ててしまった記憶です。
生産する人、運送する人、販売する人などがいてはじめて
毎日の私たちの豊かな食生活がなりたっているのだと、
普段あまり意識することのなかった生産者と消費者、
そしてそれをつなげる多くの人々を考えるにつけ、
社会のつながりというものを強く感じました。
また、藤田学長からは、世界の食料・エネルギー問題について
コメントをいただきました。
子どもたちの世代が危機に直面することのないよう、
より大きな視点で世界にも目を向け、先を読み、見通しを立て、
準備していくことが重要であるとお話しいただきました。
日頃から、想像力を働かせ、自然の恵みと勤労への感謝をするとともに、
広く世の中をみる力も身につけていきたいと感じました。
この自然の恵みに感謝する「収穫に感謝する日」は世界中にありますが、
日本は「豊葦原の瑞穂の国」といわれるように、稲作中心の社会を作ってきました。この稲に感謝する我国での収穫感謝の行事「新嘗祭」は歴代天皇の宮中行事として行われ、民間でも神社などを中心に各地で行われてます。
また、アメリカやカナダでは、”Thanksgiving” として、秋に収穫感謝をしています。ヨーロッパでも、フランスやイタリアではブドウの収穫への感謝祭、スペインではテレビでよく放送される「トマト祭」などがあります。
図書館担当 大木