今日の心がけ~職員のスピーチ~
共感から始まる
2021.12.10
あるビジネス研修に参加したKさん。講師の話は「仕事と家庭はつながっており、健全な家庭が仕事にも好影響を与える」という内容でした。
特に、夫婦の関係で多くの人が頭を悩ませており、「男性は論理的に物事を考え、女性は共感を重視することへの理解不足から、家庭内で諸問題が発生する」と学びました。
〈たしかにそうかもしれない〉と納得したKさん。
日頃の会話を振り返ると、妻の話に「結局、答えはこうでしよ」と言ったり、先の見えない話に「結論から言ってくれないかな」と最後まで聞かずに、遮断していた自分に気づいたのです。
それからというもの、〈自分のしたこと、考えていることを妻は共有したいのだな〉と思い、自分の考えを伝える前に、無心で妻の話に耳を傾けることを心がけていったのです。
自分の考えが湧き起こっても、一呼吸置いて、共感することに重きを置くようになったKさんは、夫婦喧嘩の数が減ったことを実感しています。
今日の心がけ◆相手の話に心から耳を傾けましょう
女性脳は、共感してもらうことで、ストレスが減衰するそうです。
共感してもらうことで、自分と子どもの生存可能性が上がるからだとされています。
人類には2年以上にも及ぶ授乳期間があり、そのうえ、最初の1年は子どもは歩けません。
ですので、太古の昔から、女同士の密なコミュニケーションの中でうまくやってこられた女性だけが、無事に子どもを育て上げてきた歴史があります。
21世紀の女性脳は、それらこ進化の果てにあるのだそうです。
本学の学生たちも、素直でストレートに自分の気を伝えくれる子たちがいます。
それは、まず話を聞いて、共感してねぎらってほしいと感じているのかと思います。
特に多感な時期の子達ですので、些細なこともそれぞれの感じ方があります。
楽しいこともあれば傷ついたり、それが怒りに変わったりしますので、
まずは共感して学生たちの声に耳を傾けられるようにしなければと思いました。
入試広報 荒井