今日の心がけ~職員のスピーチ~
生まれてから何日?
2021.11.17
S子さんの誕生日は、一九七九年二月十六日です。
S子さんの家庭では、家族の誕生日には、簡単なお祝いを行います。
今年の二月十六日、夫がお祝いの小さなケーキを贈ってくれました。
ケーキのプレートには、「今日で14245日おめでとう」と書いてありました。
普通なら「○歳おめでとう」と書いてあるのに、この数字は何だろうと思い、夫に聞いてみました。
すると、「生まれてから今日で一万四千二百四十五日になるんだよ」と教えてくれたのです。
S子さんは、自分が何歳であるという自覚はありましたが、日数を知ったのは初めてでした。
夫にお礼を伝え、その夜、その日数について考えてみました。
一万四千日の約半分は、特に、親や家族、友達のおかげで成長することができ、その後の半分は、
夫や子供たち、職場の人たちに支えられての人生だったなと、しみじみ思ったのです。
<多くの人のお陰で今の私がある>と実感した誕生日となりました。
今日の心がけ◆今日までのお陰を思う一日にしましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
以前「生まれてから一万日」というものを見かけた時に、自分はいつがその日となるだろうと気になって計算したことがあります。
しかし、普段は「生まれてから何日」になるのかという、日にちで考えることはほとんどありません。
同じ時間でも、一年と言うか、三六五日と言うかで長さの感じ方が少し違うと思います。
自分の生きてきた時間を日数に換算してみると、軽く一万を超え、とてもすごい日数になります。
これだけの日を無事に過ごしてきた、頑張ってきたという思いになります。
同時に、親をはじめとする周りの人のおかげでここまでこれたと感じます。
生まれてからだけでなく、「仕事を始めてから」と考えると職場の人たちとの時間がわかります。
「友達になってから」と考えると友達との時間を改めて実感します。
いろいろな起点で考え、過ごした日々を思い返し、関わる人への感謝を持ちたいと思いました。
教務係 相馬