今日の心がけ~職員のスピーチ~
しかして希望せよ
2021.11.03
「待て、しかして希望せよ」とは、アレクサンドル・デュマの名作
『モンテクリスト伯』の最後に出てくる有名な言葉です。
『モンテ・クリスト伯』といえば、日本では『巌窟王』として親しまれてきた
作品です。主人公が友の裏切りで、十四年間も孤島の監獄に幽閉された話です。
主人公は、労中で出会った老囚人の神父から、様々な学問を学びます。
ある時、脱獄の機会を得、神父の隠し財産を受け継いで、
主人公を追い込んだ人々へ復讐をはかっていくというあらすじです。
なかでも、過酷な投獄生活が、むしろ人生のターニングポイントとなるプロセスは、
読む者に大きな示唆と勇気を与えてくれます。どのような状況に置かれても、
自分が希望を捨てない限り、見方が現れ、道は開かれるといえるでしょう。
「運命は自ら招き、境遇は自ら造る」のです。人生に豊かな実りをもたらすのは、
置かれた環境ではなく、その人自身の意志と実行です。
まさしく「待て、しかして希望せよ」なのです。
今日の心がけ◆くじけずに前を向きましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より
「待て、そして希望せよ」それぞれの考えがありますが
「諦めるな、そして希望を持て」や「大変なことになっても希望を待って耐えて」
に似た感じになります。過酷な経験をしたからこその言葉です。
人間は大なり小なり苦労しています。あれはうまくいってこれはうまくいかない。
どうでもいいことでもどうでもよくないことになることもあります。
「待て、しかして希望せよ」希望を持って耐えて頑張ろうと思いました。
事務局係長 田中淳一