今日の心がけ~職員のスピーチ~

季節のたより

2021.09.27

茨城県のある町で和菓子店を営むEさんは、絵手紙が得意です。
季節ごとのお菓子に添えて、絵手紙をお客様に渡しています。

毎年春は、桜の絵手紙をお客様に渡していました。
例年より早く桜が開花した今年は趣向を変えて、桜の花びらを使って栞を作ろうと思いつきました。

Eさんは、散り始めた桜の花びらから、比較的きれいなものを集めました。
数枚の花びらを貼った栞に、「今年の春は駆け足でやってきました」と一言書き添え、最後に家庭用の機械でラミネート加工をしました。

できあがった栞は、日頃の感謝と、<少しでも喜んでいただけたら>という思いで、商品と共に一枚ずつ渡していったのです。

この栞によって。本業のお菓子の売り上げがどれだけ上がったのかはわかりません。
それでも、お客様は喜んでくれたようです。

受け渡しの際に会話が弾んだり、中には「お菓子をいくら分買えば、その栞をもう一枚もらえますか?」と聞かれることもあったほどです。

今日の心がけ:小さなアイデアを形にしてみましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

絵手紙や栞という形を添えて、お客様にさりげなく感謝の気持ちを伝えることはとても素敵なアイデアだと思いました。
読んでいて、店内でのお客様とのやり取りの光景が目に浮かび、とても気持ちが和みました。

アイデアを思いついても実際に実行するということは、なかなか難しいことです。

アイデアは、人それぞれの考えや思いもあるので、全てが良い評価になるとは言えません。
年齢を重ねると変なプライドが邪魔をして、小さな思い付きでさえも言葉や形にするのを躊躇してしまいがちです。

しかし、その小さな閃きを言葉に発し、または多くの閃きに出合うことで、人から人へと考えや思いが伝わり、そして人と関わり、大きな知恵となり、成果に繋がるのだと考えます。

気力や体力には限界がありますが、思考力や想像力、発想力は無限です。
日々の生活においても、仕事においても関心や情熱がないとアイデアは生まれてきません。

本日から後期が始まり、学生が戻ってきます。
学生の為にも、本学のためにも、そして、良い職場環境作りのためにも、状況一つ一つに関心と情熱を持ち、工夫と発見をしながら、業務に臨みたいと思います。

実習指導担当 栗原

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