今日の心がけ~職員のスピーチ~
パン派とごはん派
2021.07.22
今朝の朝食は何を食べましたか。
通常、パン派とごはん派の二通りに分かれるのではないでしょうか。
Aさんは、ごはん派ですが、妻はパン派です。
結婚して一緒に暮らすようになり、<朝食には、お米のご飯を食べたい>と強く思うAさんにとって、パンが食卓に上がるたびに、ちょっとした不満を抱いていました。
ある日、妻の実家に行くと、朝食はいつもパンを中心とした洋食であることに気がつきました。
昔から、朝食はパンの日が多かったそうです。
逆にAさんの実家は、米作りをする農家だったため、一年中ごはんが当たり前でした。
朝食の好みが、生まれ育った家庭環境を背景としていたことは、妻も自分も一緒であったことがわかりました。
人と人とが席を同じくすれば、価値観の違いは必ずあるものです。
同時に、その価値観の背景も、またそれぞれにあるものでしょう。
互いの背景を思いやることで、家庭も、職場も、より和やかになるでしょう。
今日の心がけ◆互いを思いやりましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
自分の当たり前だと思うことが、他人にも必ずしもそうであるとは限りません。
そして、それはどちらが悪いわけではなく、育ってきた環境などによって作られた価値観の違いだったりします。
つい、自分の感覚で他人の考えや行動を否定してしまいますが、相手がなぜそうするのかを、一旦考えてみることも必要だと思いました。
そして、相手の背景を考えたり、話し合って理解していくような関係が作れるとよいと思いました。
自分一人の問題であれば、朝ごはんに何食べようと自由です。
しかし、家族がいれば、どちらかに合わせるのか、順番にするのか、各々好きなものを食べるのか、相手と折り合いをつける必要があります。
仕事であれば、もっと多くの人が関係し、なおさら個人の価値観は気を付けなければならないと思います。
相手の考えも尊重し、判断できるようにしたいと思います。
個人での決めつけにならないように、例えば法律や学則など決まりがあるものは必ず確認し、
自分では気づけないこともまだまだありますので、他人の意見を聞いたり、相談するようにして、偏った考えにならないように気を付けたいと思いました。
教務係 相馬