今日の心がけ~職員のスピーチ~

褒め方の工夫

2021.07.19

ある日子供が「見て見てー」と、満面の笑みと共に自分の描いた絵を持ってきたとします。あなたはその時、どのような言葉をかけますか?
たいていの大人は、「すごいね」「上手だね」と反応するかもしれません。
それも良いのですが、その言葉ばかり繰り返していると、子供は「いつも同じだ」とがっかりして、絵を描く意欲をなくしてしまう可能性もあります。
「○○が、かっこよく描けているね」「ここの色がとっても好きだなぁ。優しい気持ちになるね」など、少し具体的に伝えてみると良いでしょう。
ちょっとした伝え方の工夫から、周囲の笑顔は増えていくものです。

◆今日の心がけ◆よく見て具体的に褒めましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

褒められて嫌な気がする人は少ないと思います。
ですが、このお話のように、毎回同じ言葉を繰り返して褒められると、「この人にとって、何がそんなに魅力だったのだろう?何が見えているのだろう?」と、不信感とまでは言わなくても、疑問に思ってしまうかもしれません。
最初は素直にありがとうと思えても、段々、毎日の挨拶のように感じてしまい、ありがとうも、ただの返事になり、嬉しさが含まれなくなるように思います。

自分が褒めてる立場だとしたら、本気で褒めていたとしても、返事のような「ありがとう」が返ってきたら、反応や感動が薄く感じてしまい、何か悪いことを言ってしまったのではないかと、気まずい気持ちのになると思います。
このお話を読んで、褒めることは、自分が気持ちが良いだけではなく、相手の気持ちも良くして、更に相手がまた頑張ろうという気持ちにもなれる素敵なやり取りです。

そこで、せっかく褒めるなら、自分ならどんな風に言われたら嬉しいのか、また頑張ろうという気持ちになるのかなどちゃんと考えて、言葉を選ばなければいけないと改めて思いました。

これは、保育士や幼稚園教諭を目指している本学の学生は、子供と接する上でとても大切なことですす。
また、別の職種に就いたとしても、相手の気持ちや状態をよく見て、考えて、声掛けをすることは大切なことだと思います。

褒めることだけではなく、叱る時も、アドバイスをする時も、それ以外でも、誰かと関わる時には、言葉を選んで、上手に伝えられる人に、今からでも、なりたいと思います。

庶務係 大澤

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