今日の心がけ~職員のスピーチ~

しているつもり

2023.07.20

他人のことは見えていても、自分のことは見失いがちです。
そうならないためにも、経験豊富な先輩や上司からのアドバイスに耳を傾けることは大切です。
しかし、その対象は、他にもいるかもしれません。

A氏は、食事の席で、後輩から「Aさんは仕事を始めると、止まらなくなることがありますね。隣の席の人たちが、先輩のAさんが昼休みになっても業務を続けているから、昼食に行きにくそうですよ」と言われました。

B氏は妻に「娘の話を聞いてあげて。何か相談があるみたいよ」と言われ、振り向くと父親と話したそうにしている娘がありました。
別の日、娘が小学校のテストの結果を持ち帰ると、妻から「もっと褒めてあげて。お父さんに褒められてほしくて見せたのよ」と言われました。

双方を見ると、A氏は、後輩の分の仕事を先がけて行っているつもりでした。
B氏は、娘の話を聞いているつもり、褒めているつもりだったのです。
後輩や家族の一言は、自分を磨く「天の声」と心得たいものです。

今日の心がけ◆家族や年下の意見にも耳を傾けましょう
「職場の教養」(一般社団法人倫理研究所より)

親子という関係であれば、意思の疎通は隔たり無く築かれているようですが、自分が子供の頃、「そうじゃないんだよなー」と内心感じていたことを思い出しました。
学生であっても、教職員に対し、コミュニケーションを図ることに必ずしも慣れていないため、こちらの受け止めたことと、本人が伝えたいことのズレが意外とあるものです。

学生を対象としたアンケートが多々あります。
回収した意見を確認して、「こんな視点の置き方をしていたのか」と思うことがあります。
日頃から、学生のことを考えて仕事を進めているつもりが、このようなことから見直し、業務の改善につながります。

職場において、先輩や上司からの指摘であれば耳を傾けるといことは、よくあります。
これが、何気ない同僚の一言をただ流すことなく、しっかり汲み取ることで、新しい発見も生まれます。

身近な存在の人たちに対し、自分の感情で思い込む“つもりの姿勢”ではなく、天の声、神の声として、見つめ直せるよう心掛けたいです。

教務係・中村 周

そうですね。
自分はそのようにしている「つもり」ですが、周囲の状況とかみ合っていないことは良くありますね。
どのような人の言葉にも、どのような事柄にも耳を傾けることは重要ですね。

アンデルセンの「裸の王様」のお話は子どもの頃に良く聴いたものです。
そして他の意見に耳を傾けないと大変なことになると親や周りの大人からよく言われたものです。
「親の意見とナスビノ花は千に一つの仇はない」とは高校でのファイアーストームで唄ったデカンショ節にもありました。

「親の意見と冷や酒は後で利く」のことわざもよく聞きますね。
親やや家族など身近な人からあの忠告や意見はほんとうに大切にしなければなりません。
多くの人は忠告や意見は「遠くの人から」の声は聞こえても、「身近な人から」の声は聞こえない、聴かないのです。

組織では立場の弱い人からの意見にも耳を傾けることが重要と言われます。
下の立場から上の立場の人へ意見を述べる場合にはかなりの勇気と覚悟が必要となります。
徳川家康の「いさめてくれる部下は、一番槍をする勇士より値打ちがある」にあるとおりです。

「意見三両、堪忍五両」「口は一つに耳二つ」などともよく耳にする言葉ですね。
いずれにせよ、他からの意見や忠告には「素直に」従うことが大切ですね。
自分自身ではできている「つもり」でも、他者の眼には「十分でない」と映っているのですからね。

保育者を目指す本学の学生にはこの「素直に」耳を傾ける習慣を身につけて欲しいですね。
子どもたちから、保護者から、周囲の先生方からの声に真摯に向かい合えるようになって欲しいですね。
そのためにも学生をサポートする教職員が学生の意見に耳を傾け、手本を示さなければなりませんね。

藤田

 

 

 

 

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