今日の心がけ~職員のスピーチ~
選り好み
2023.07.05
Eさんは、食べ物の好き嫌いがないことを密かに誇りに思っていました。
ある時、職場の先輩にそのことを自慢すると、「それはいいことだね。ならば、今度のバイキングなどで、自分がよく選んでいるものを三品減らし、選んでいなかったものを三品とってごらん」と言われたのです。
好き嫌いがないのですから、選り好みなどしていないと思ったEさんでした。
しかし、ものは試しと、出張で利用したホテルの朝食会場のバイキングコーナーで、実験してみました。
四十品ほどが多彩に並ぶ朝食会場で、改めて確認してみると、無意識のうちによく選ぶ食べ物、そうでない食べ物があったのです。
Eさんは自身の選り好みを目の当たりにしました。
この実験の結果、いつもほぼ同じものを選んでいることがわかったのです。
先輩の一言から気づきを得たEさん食事ばかりでなく、仕事でも、人間関係でも、新しいことや、避けていた分野に目を向け、挑戦し始めています。
今日の心がけ◆マンネリを打破しましょう
『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より
体の不調を感じたり分かるようになってから、体の健康を考えて主食・主菜・副菜を意識した食事を摂るようになりました。
それまでは主食とメインのおかずだけお腹いっぱい食べていました。
最近それをやると次の食事に響くようにもなりました。
昨日も子どもに選り好みをせずに食べなさい。野菜を食べなさいと言いました。
言った手前、子どもの示しになるようにテーブルに並んだ料理を残さずに食べる係になってしまっています。
今朝も今日のおやつは何かなと言って家を出ていきました。
おやつにはかないませんが食事を楽しみになってもらえるように頑張ります。
ワンパターンになりがちにならないよう新しいをテーマに料理や食材、食事のとり方を考えていこうと思いました。
事務局係長 田中 淳一
そうですね。
この選り好みはだれにでも少なからずありますね。
それは食事に限らず、服装や落ち着く場所など全てのものに選り好みがあります。
食べ物や服装などは仕事や人間関係にあまり影響は少ないのでまだしも、人の選り好みがあると困りますね。
人との関係で「馬が合う、合わない」「そりが合う、合わない」といわれますが、なぜ、このような感情が起きるのでしょうね。
これでは生きる世界を狭くしてしまいますので、自らが相手への対応を考えて変えていくことが必要でしょうね。
人は第一印象や他人からの評価でその人となりを決めつけてしまうことが多いです。
相手も自分も人間ですから、良いところもあれば悪いところもあります。
このことを理解して、自分でできる限り相手の良いところや趣味などの共通点などを見つけ、話をじっくりと聴くことも大切ですね。
この選り好みがあったとしても個人的な範囲で留めて置き、仕事や人間に対しては選り好みのない生活をしていきたいですね。
なぜ、そうなるのかの原因は分からなくとも、選り好みをしないようにするためには自分から相手や物事に近づく以外にはありませんね。
信頼される保育者を目指す本学の学生にはぜひこの好き嫌いや選り好みがなくなって欲しいですね。
藤田