今日の心がけ~職員のスピーチ~

私がやりましょうか

2023.05.11

 仕事を終えたMさんが、駅前から路線バスに乗ろうとした時のことです。
 目の前に並ぶ年配の女性が、重すぎるキャリーバッグをバスの車内へ持ち上げられませんでした。
 見かねたMさんは、「私がやりましょう」とバッグを持ち上げて、女性と一緒に社内に乗り込みました。
 幼い頃から母親に「困っている人を見かけたら、「自分のできる範囲で手伝ってあげなさい」と言われて育ったMさんにとって、ごく自然な行動でした。
 数日後、偶然にもその女性が、Mさんの経営する飲食店に来店したのです。
お互いに「あら」「あの時の」と、思いがけない再会を喜び合いました。
 その後、女性は夫と共に何度となく来店するようになりました。
Mさんが、信念として培ってきたことが、思いがけず嬉しい結果となったのです。
 これからも、困っている人を見かけた時には、できる範囲で手を差し伸べようと思ったのでした。

 

今日の心がけ◆ 良心に従って行動しましょう(「職場の教養」一般社団法人 倫理研究所より)

 
 登場人物のMさんは、幼い頃から母親に言われてきた言葉のおかげで、ごく自然に、さりげなく、困っている見知らぬ人を手伝うという振る舞いができるとのお話でした。
 
 子どもの頃に身につけた良い習慣は、その人を生涯にわたって良い方向に導くものであると気づかされ、改めて、子どもに関わる際の大人としての責任を感じました。
 
 「情けは人の為ならず」ということわざがありますが、良い行動も、悪い行動もいずれは自分の身に返ってくるものです。Mさんのように自分にできる範囲で、自然と人の為になる行動がとれるよう、日常生活を送るなかで、心がけていきたいと思います。

図書館担当 大木

ほんとうにそのとおりです。
人のために「さりげない」心遣いができる人は素晴らしいと思います。
これは幼い時から親をはじめとした周囲の人々から自然と学び獲得したものだと思います。

教えられてできることもありますが、「学び」、「習う」ことによって”さりげなく”行動ができるようになります。
この「学ぶ」は子どもが大人を真似をして踊りをマスターする、「習う」は鳥が自ら羽ばたいて飛べるようになる意味ですからね。
当然のように学び習ったものは「身に付いたもの」となりますから、自然な形でアタリマエとして物事に対応することができるのです。

そして「習うは一生」を忘れることなく学び続けることが重要だと考えています。
信頼される保育者を目指す本学の学生にとっては重要な要素として考えていて欲しいですね。
そのためにもサポート役の我々教職員自らが「学ぶ」「習う」姿勢を示していきましょう。

藤田

 

 

 

 

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