今日の心がけ~職員のスピーチ~

星祭りの夜に

2023.04.13

7月7日は七夕です。
近年はスーパーマーケットの入り口付近などに、色とりどりの短冊とペンが置かれ、来店者が自由に願い事を書いて、笹竹に飾って楽しむという風景が、あちらこちらで見られるようになりました。

S氏は長年そうした趣向には無関心でしたが、昨年の七月、近所のスーパーで何気なく笹飾りを眺めていると、拙い文字で書かれた短冊に目が留まりました。

「おとうとのびょうきがはやくなおりますように」 「おじいちゃんがながいきしますように」 さらにもう一枚、折り重なった短冊の下には、「おかあさん、おそらでみててね」と書いてあるのが見えました。

それ以来、S氏は七夕の季節になって短冊コーナーを見つけると、家族の幸せを願う言葉や、亡き両親への感謝の言葉を綴って吊るすようになりました。

七夕は別名、星祭りともいわれます。
亡き人は星になって見守ってくれるという言い伝えもあります。
七夕には夜空を見上げて、離れて暮らす家族や近しい故人を偲びつつ、その思いを短冊に記してみてはいかがでしょうか。
 
 
今日の心がけ◆身近な人たちや故人に想いを馳せましょう。
  (『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

本学でも7月には七夕飾りが用意されています。

「友達とずっと仲良しでいられますように」 「コロナが早く落ち着きますように」 「イケメンな彼氏ができますように」 「お金持ちになりたい」 「世界平和」 などの学生の願いが書かれています。
それに加え、「学生全員が幼稚園免許状と保育士資格を無事に取得できますように」 「実習が無事に終わりますように」 など教職員の学生への思いも色とりどりの短冊に込められています。

華やかな短冊には、「たなばたさま」の歌詞に出てくる「五色の短冊」の事で、青(緑)、紫、白、黄色、赤の5色です。
青(緑)は、人間力を高め徳を積む。
紫は、学業の向上を願う気持ち。
白は、義務や決まりを守る気持ち。
黄色は、人を信じ大切に思う気持ち。
赤は、祖先や親に感謝する気持ちを意味しているそうです。

身近な存在や大切な存在ほど、感謝や素直な気持ちを伝えるのは、どこか気恥ずかしいと感じてしまいますが、いつも自分のココロにある想いを七夕の日に短冊に記し形にするのも良いなと思いました。

実習指導係 栗原


そうですね。
勉強を励む気持ちなどを他人に言うのは少々恥ずかしいかもしれませんね。
そのおりにはこのような短冊にしたためて知識や技術の上達などを願うのは良い方法ですね。

教職員の星への願いは「学生全員が信頼される保育者になれるように」だと思います。
現代では星に祈って叶えて欲しい内容もいろいろですが・・・。
「五色の短冊・・・」も陰陽五行説がベースになって、それぞれの意味を持っているのですね。

人は洋の東西、時代を越えて、夜空の星に不思議な力を感じます。
星を唄った歌は星の数ほどありますね。
それほど、星空は人間にとって魅力あるモノなのでしょう。

そんな折にふと口に出てくるのが、『星に願いを』(When You Wish upon a Star)です。
”When you wish upon a star.
Makes no difference who you are.
Anything your heart desires.
Will come to you.”
「心から願えば叶うでしょう」の最後のフレーズは心から願いを込めた短冊と同じですね。

星空を見上げているといろいろと雑念で乱れた心を癒してくれるようです。
みんなで一緒に星空を見上げて夢や願いを話すことができれば良いですね。
そうすれば、世の中がもっともっと平和になると思いますね。

日常の場において、あまりにも身近で口では言いにくい感謝の気持ちも、メッセージカードで伝えられると良いですね。

藤田

 

 

  
  

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