今日の心がけ~職員のスピーチ~
初心を忘れない
2023.04.06
企業や学校では、創立を祝う周年記念行事があります。
各々の式典の内容は様々でしょうが、得意先や仕入先などの関係者を招待して、執り行われることが多いようです。
先日、H氏が取引先の創立記念式典に出席した時のことです。
二代目の社長が挨拶をした際、創業者である会長の功績を称え、さらに従業員の永年勤続表彰に長い時間を費やしていました。
会社の歴史を尊重し、社員を大切にしている会社だなと感じたH氏。
加えて、<自社で来月予定している五周年パーティーの際には、仕入先などお世話になった方たちへの感謝を中心に企画しよう>とアイデアが浮かんだのです。
これまでの企画内容を見直しつつ、開店の頃から今日まで自社の発展に協力してくれた取引先へ、お礼を兼ねて挨拶状を持参しました。
その際、多くのお客様から、「パーティにはぜひうかがわせていただきます」と嬉しい言葉をかけられたのです。
今日の心がけ◆会社の原点を知りましょう
(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)
本学も6月に創立40周年式典を予定しています。
これまでの純真の歴史を振り返りながら、お世話になっている業者や園関係の方々、学生に感謝を伝え、今後の埼玉純真短期大学について伝える絶好の機会だと思います。
原点を知るとありますが、純真学園の歴史は、昭和31年、福田昌子先生によって「学校法人 純真女子学園」が設立されたことに始まります。
初代理事長である福田昌子先生は、戦後間もない日本において女性の地位向上と社会進出を目指し、女性のための高等教育機関の充実に力を注いだ方でした。
福田先生は「気品・知性・奉仕の精神が備わった人こそ純真な人である」と
学生たちに「純真な人」になってほしいとの願いから大学名を「純真」と名付けたそうです。
この福田先生の建学の理念を受け継ぎ、「純真な人」の育成を目指し、建学の精神「気品」「知性」「奉仕」を兼ね備えた人材の育成を目指しました。
以上の原点をしっかりと知り、学生の為にサポートしていきたいと思います。
初心を忘れないために、最初の目標に立ち返ってみようと思います。
目標に立ち返って上で、必要なら目標に向かって一歩前進するためのハードルを少し下げて、そのハードルを超えることに集中するようにしていこうと思います。
達成することが大切だと思いますので、ハードルを高く設定するよりも、低くして、超えていく実感をしてく工夫をしてきたいです。
目標を達成するには、仕事に励む環境の見直しも重要です。
机に書類や物が散乱していては、集中することは困難です。
職場の机の周りが整理整頓されているか、日々チェックして、心と環境を共に整えていきたいと思います。
4月に入りましたので、目標に今一度立ち返って、心新たに令和5年度を頑張っていきたいと考えています。
実習指導係 林
そうですね。
創立記念日は創設者の想いを今一度じっくりと考える良い機会です。
学園創立者福田昌子先生は学園訓「気品・知性・奉仕」に則り「純真な人」の育成と「知識や技術を備えた自立した女性の育成、社会に貢献できる真の女子教育の実現」を目指した女子教育の推進をされました。
創立40周年を迎える本学では、この想いを引き継いだ本学の初代学長(二代理事長)福田敏南先生の思いにも触れることができます。
敏南先生は「純真なる精神をもって地域社会の文化センター足らんことを期す」と羽生の地に埼玉純真女子短期大学を創設しました。
先生の座右の銘は「信は力なり」であり、これらの言葉は本学の学生教育に受け継がれています。
すべての物事には初めがあり、今があります。
現在の状況はこの創設者の思いがあって初めて作りあげられたものです。
40年前に夢と希望に満ちて本学創立に取り組んだ創設者の純真な気持ちを忘れずに大切にしていきたいですね。
4月になり新しい学生が入学してきました。
この新入生にも本学園と本学の創設者の思いをきちんと伝えていきましょう。
そのためにも40周年記念行事は良い機会となります。
藤田