今日の心がけ~職員のスピーチ~

利根川東遷事業

2020.01.30

 およそ千三百万人の人口を抱える東京都。二〇二〇年に東京オリンピック・

パラリンピックが開催されることで、今日も目覚ましい発展を続けています。

 東京都が、現在のような大都市となったのは、徳川家康が、豊臣秀吉から国替を命ぜられたことに端を発します。

家康は、それまで領地としていた三河、遠州、甲斐、信濃から、左遷のような形で関東へと移ってきました。

 家康が拠点にしようとした江戸は、葦の生い茂る水浸しの湿地帯でした。

利根川が江戸を突っ切って、江戸湾(現在の東京湾)まで流れていたためです。

 この状況を打破すべく、家康は、南に流れる利根川を東に九〇度曲げて、千葉県の銚子に流す大構想を打ち出したのです。

 川の流れを少しずつ東へ移し変える東遷工事は、六十年もの歳月をかけて、見事成功しました。ここから都市づくりの一歩が踏み出されていきました。

 たとえ規模は違っても、同じようなことは、日本全国どこでもあったことでしょう。

今住んでいる土地の歴史を探って、先人の努力に思いを馳せたいものです。

 

今日の心がけ◆郷土の歴史を探ってみましょう

(『職場の教養』:一般社団法人倫理研究所より)

 

 

 自分が経験していないことでは現状があたりまえとなってしまうので、それまでの努力や苦労などを知らずに過ごしていることは多いと思います。

自分の住んでいるところの話で、年上の方から聞いて初めて知ることもあり、昔は大変だったんだなと感じさせられることもあります。

 

 仕事も同様で、過去に変更や改善されたことを知らないことがあります。

しかし、知っていると、同じような状況への対応のヒントになったり、必要があって変えたことを、知らずに無くしてしまうことがありません。

 

 過去のことは、経験した先輩などから教えてもらう他に、書類を遡って調べたりすることで、知ることができます。

今だけを見るのではなく、これまでの歴史も踏まえてより正しい判断や行動ができるように仕事をしていきたいと思いました。

 

 

教務係 相馬

 

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